打上川治水緑地に宇宙飛行した種から育てた桜の木「きぼうの桜」が植樹されました。
一般的に「宇宙(そら)桜」(宇宙を旅した種から発芽した桜の木のこと)と呼ばれる桜の木は、復興や希望のシンボルとして日本各地に植えられており、今回寝屋川市でも植樹が実現した形です。
現地の案内板では、以下のように説明されています。
2008年11月、日本各地の千年級の桜の種が、少年少女の手で集められ、NASAスペースシャトル・エンデバー号に乗って国際宇宙ステーション(日本実験棟きぼう)に届けられました。種=花のいのちは地球を4100周回り、2009年7月、若田光一宇宙飛行士とともに地球に帰還しました。
樹齢500年の名桜・ひょうたん桜(高知県仁淀川町)の種200粒も宇宙飛行しましたが、帰還後に無事発芽し「宇宙桜」として育ったのは僅か4粒でした。その宇宙桜から接ぎ木によって増殖した希少な若木が、このたび仁淀川町のご厚意により「きぼうの桜」として寝屋川市に植えられることになりました。
私たちは令和の新時代に生まれ変わろうとしている街のシンボルとして、そして世界に誇れる未来遺産として、この偉大な桜を大きく育て、31世紀の子孫たちへ引き継いでいきます。
2020年2月21日 寝屋川市民一同
それによると今回植えられた桜の木は、宇宙を旅した14地域の桜の種(各地域200粒)のうち、高知県仁淀川町の「ひょうたん桜」の種から発芽したものみたいです。
3月に入ってから桜の木の周りにハート形の生垣と案内板が整備されました。(植樹式が2月21日に行われる予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止になった経緯があります。)
打上川治水緑地は春になると桜の名所として有名ですが、「きぼうの桜」がこれから成長するのが楽しみですね。
【地図】
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