3月16日(土)に行われたJRのダイヤ改正で、建設中だったおおさか東線の北区間(新大阪駅~放出駅)が開業しました。
2008年に開業した南区間(放出駅~久宝寺駅)が延伸されたことにより、関西本線(大和路線)や片町線(学研都市線)の沿線から新大阪駅へのアクセスが便利になると期待されています。
開業1か月前に駅周辺の紹介を行ったので、今回の記事では「実際に利用するとどんな感じなのか」を個人的な感想とともにお伝えしたいと思います!
乗車したのは平日の夕ラッシュ時(3月18日)です。新大阪駅から放出駅までの全ての駅をご紹介いたします。
・新大阪駅(大阪市淀川区。JR東海道線、東海道・山陽新幹線、地下鉄御堂筋線乗り換え)
・南吹田駅(吹田市)
・JR淡路駅(大阪市東淀川区。阪急淡路駅乗り換え)
・城北公園通駅(大阪市旭区)
・JR野江駅(大阪市城東区。京阪野江駅乗り換え)
・鴫野駅(大阪市城東区。地下鉄鴫野駅乗り換え)
・放出駅(大阪市鶴見区。JR片町線乗り換え)
①新大阪駅
おおさか東線の始発駅となる新大阪駅では、2番乗り場から発着します。
放出駅までノンストップの直通快速・奈良行き(18時41分発、1番線)よりも、
2分後に発車する普通・久宝寺行き(18時43分発、2番線)の方が混雑している様子でした。これは中間駅需要がけっこうあるということなんですかね…?
1番線を使用する特急・はるか号が3分遅れで到着したので、おおさか東線の電車も発車が数分遅れることになりました。これは意外な弱点かもしれません。
これまで鉄道空白地帯だった神崎川近くの住宅街に開業した駅です。周辺人口が少ないからか、降りる人の姿はまばらでした。
阪急京都線との乗換駅ですが、駅改札口は夕方のラッシュ時にも関わらず無人化されるなど、コストの削減が徹底している印象です。
それでも駅構内のデザインや上り、下りのエスカレーターが完備されている点は、やはり最新の駅ですね。
城北公園通駅は、鉄道空白地帯に開業した駅です。梅田へのバスが数分おきに利用できる地域だから?か、あるいは定期券の切り替えがまだ進んでいないからか、降りる人の姿は少なかったです。
側道に挟まれた狭いスペースにできた駅なので、ホームや駅構内がかなり細いのが印象的でした。
普通電車しか停まらない駅ですが、おおさか東線の乗り入れにより、大きな駅になりました。(1、2番乗り場がおおさか東線、3、4番乗り場が片町線)
これまで封鎖されていた1、2番乗り場駅が入れるようになっています。
⑦放出駅
放出駅に到着すると、普通電車四条畷行きと同じホームで乗り換えが可能な状態でした。
おおさか東線の電車は降りる人よりも乗ってくる人の方が多かったです。
やはり2日前に開業した区間(新大阪駅~放出駅)よりも11年前に開業した区間(放出駅~久宝寺駅)の方がまだまだ利用者が多いようです。
朝夕ラッシュ時でも15分に1本程度しか電車が来ないのが弱点ですが、大阪駅、京橋駅経由よりも空いていて楽ですし、利用してみる価値はあるのではないでしょうか。
というわけで、おおさか東線の乗車レポートは以上になります!
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