寝屋川市に登記上の本社を置くAV機器メーカー「オンキヨー」(本社:大阪市中央区北浜)が同社グループの事業再建等を含む今後の戦略を11月11日(月)、発表しました。
発表(pdfファイル)には、ホームAV事業の譲渡中止や構造改革、成長戦略などが示されており、現在3か所ある拠点を2か所に集約する全社合理化策も行われる模様です。
地元・寝屋川市に関係する合理化策は、以下の通りです。
①東大阪本社(新設)
・北浜本社と寝屋川技術センターを統合
・モノづくりの拠点として機能
②東京オフィス
・東大阪本社に機能の一部を移して4分の1の規模に縮小
・主にマーケティング部門、営業部門に特化
同社は現在北浜に本社、寝屋川に技術センター、東京にオフィスがありますが、この3拠点を東大阪に集約します。
事業部別に分かれていた組織を機能別に分けることにより、重複機能の解消(固定費の削減、事業活動の効率化など)を見込んでいるようです。
オンキヨー(公式ホームページ)は、イヤホンやアンプ、大手電機メーカー製のテレビに採用されたスピーカーなど、音響機器の性能が高いことで有名な会社です。
1990年代に日新町の本社と工場(現在アルプラザ香里園や寝屋川生野病院があるところ)が閉鎖された後も、一部の施設(AV機器の視聴などを行う寝屋川技術センター)が残っていましたが、その歴史にも幕を下ろすことになります。
拠点の集約は2020年2月末を目途に実施する予定とのこと。
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