寝屋川市出身の東十両13枚目・宇良関(28歳、木瀬部屋)が、11月8日(日)に開幕した大相撲11月場所(九州場所を東京・両国国技館に変更して開催)の1日目で白星を挙げました。
※資料写真(日之出町の境川部屋の朝稽古)
選手生命が危ぶまれた2度の大けがから復活し、16場所(約3年)ぶりに関取として出場したとして、話題になっています。
話題になっている宇良関の経歴を振り返ると、以下の通りです。
・2017年3月:春場所を新入幕で迎える(初土俵から2年のスピード出世)
・2017年7月:名古屋場所中に負傷
・2017年9月:秋場所(3日目から休場)終了後に右膝前十字じん帯・右膝半月板損傷が判明
・2017年11月:右膝を手術(6場所連続休場)
・2018年3月:番付が幕下に陥落
・2018年9月:1年ぶりの復帰(秋場所に出場)
・2019年1月:初場所で再び右膝を負傷(5場所連続休場)
・2019年9月:番付が序二段まで下がる
・2019年11月:再復帰
・2020年11月:16場所ぶりに十両として出場
宇良関は、かつて初土俵から2年で幕入り(前頭に昇進)した驚異的な成長スピードの持ち主です。飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍していましたが、2017年11月に右膝の手術を受けて1年間休場。復帰途上の2019年1月に再び右膝を負傷し、ピーク時に東前頭4枚目だった番付は2度目の連続休場中に序二段(下から2番目の番付)まで下がりました。
〈大相撲の番付〉
(1)関取
・横綱
・大関(かつての豪栄道関)
・関脇
・前頭
・小結
・前頭(※前頭以上は幕内)
・十両
(2)力士構成員
・幕下
・三段目
・序二段
・序の口
・番付外
再復帰から1年を経て、念願の再十両を果たした宇良関。小技中心だった復帰前より力技が増えたという解説者の意見もあるようです。
寝屋川市出身の関取として、このまま怪我なく活躍できることを期待しています。
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