寝屋川市が6月から市税等の納付を期限内に行っていないと思われる市民に対して、携帯電話やスマートフォンのショートメッセージサービス(SMS)を活用した納付催告を開始しています。
寝屋川市ではこれまで電話や訪問による催告を行ってきましたが、連絡が取れない場合もあることから、市民の目にとまりやすいSMSの活用を考えたそうです。
寝屋川市の発表(6月8日)によると、「SMSを活用した納付催告」の概要は以下の通りです。
(1)対象税目等
・市税(軽自動車税、固定資産税、都市計画税、市・府民税)
・国民健康保険料
・後期高齢者医療保険料(2)SMS催告のメリット
・ 着眼率が高い。
・システム操作をするだけで、対象者への一斉送信が可能。
・電話番号だけで送信可能。
・インターネットから切り離された、行政専用回線を経由して送付するため、セキュリティを確保できる。(3)SMS催告のメッセージを活用するケース
・携帯電話の番号を把握している場合。
・納付期限を過ぎて督促状を送付するまでの20日間。
SMSは督促状の送付前の段階(納付期限を過ぎて20日以内)で活用されます。
市民にショートメッセージで納付漏れを知らせることにより、未納を防ぐとともに徴収率の向上につなげたいとのこと。
寝屋川市では市税等の滞納の整理を精力的に進めていて、2018年には市税滞納繰越額(過年度課税分)の減少に貢献した職員が「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード2018」を受賞しています。
市民としては納付期限までに納付するように務めるとともに「納付を忘れた場合は携帯電話にショートメッセージが来る場合がある」(詐欺ではない)と覚えておくと良さそうです。
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