寝屋川市が子どもの受動喫煙状況を可視化するため、保護者の同意を得て昨年に測定した市立小学校4年生のコチニン値(ニコチンが体内で代謝される際に生成される物質)を公表しました。
児童の唾液を採取して保護者に測定値を知らせたもので、府内初の試みです。
<これまでのスケジュール>
・2021年10月下旬〜11月上旬:コチニン値測定の案内及び同意書、受動喫煙の防止及び禁煙に関する啓発冊子(保護者向け、児童向けの計2冊)の配布
・2021年11月上旬:保護者の同意確認
・2021年12月:測定キット配布→自宅で唾液採取→学校
・2022年2月:保護者へ測定結果送付
対象者1760人(2021年10月時点)のうち過半数の959人が測定に参加し、受動喫煙の状況が客観的に示されたのだとか。
<コチニン値の測定区分>
・高 :101人(10.7%)
※受動喫煙が生じている可能性が高い(1.2ng/ml以上)
・中 :190人(20.0%)
※受動喫煙が生じている可能性がある(0.8~1.2ng/ml)
・低 :657人(69.3%)
※ 受動喫煙が生じている可能性が低い(0.8ng/ml未満)
調査ではアンケート(喫煙者の有無など)も同時に実施され、「子どもの前では吸わない」などを心がけても、受動喫煙を完全に防ぐのが難しいことが分かったとのこと。
測定結果の概要は寝屋川市の公式ホームページに掲載されています。
府内初の試みに関心のある方は、測定結果を見てみてください。
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