寝屋川市内の市立小・中学校で8月17日(月)に2学期の始業式が行われました。
※資料写真(友呂岐中学校、8月17日撮影)
今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により3か月間(3月2日~5月31日)休校したことを受け、夏休みが大幅に短縮された経緯があり、例年より5日早く2学期が始まりました。(例年の夏休み:7月21日〜8月21日、今年:8月1日〜16日)
2学期からの新たな取り組みの1つとして、寝屋川市は不登校・長期入院者への授業のライブ配信を開始したと発表しています。
ライブ配信は1学期に選択登校制(寝屋川市ではコロナ渦を考慮して登校or自宅学習を選ぶことができる)で登校を希望しない児童・生徒を対象に実施していました(7月末の利用者は14人)が、長期間不登校の児童・生徒にも学習の機会を与える観点から、拡充が図られたものです。
ライブ配信は教室内に置かれた撮影用の端末+自宅の視聴用端末を通し、Skypeで視聴できます。
※寝屋川市企画三課提供
寝屋川市の発表によると、対象者は以下の通りです。
〈対象者〉
①長期にわたる不登校の児童・生徒
②入院や家庭で長期にわたり療養している児童・生徒
③受験前に体調がすぐれない児童・生徒
ライブ配信の導入に当たっては、学校がスクールカウンセラーなどの専門家の意見を聞きながら、個別の状況や期間などを勘案し、必要な場合に家庭でライブ配信できるように調整します。
その結果、初日(8月17日)の利用者は11人に達しているようです。
またライブ配信は選択登校制の自宅学習者、不登校・長期欠席生徒だけでなく、新型コロナウイルス感染者が見つかり学級休業になったクラスにも活用するなど、活用の幅が広がっているとのこと。
全国でも先進的な寝屋川市の取り組みが学力の向上や教育機会の確保などに繋がれば良いですね。
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