3月16日(土)に行われるJRのダイヤ改正で、建設中のおおさか東線の北区間(放出駅~新大阪駅)が開業します。
2008年に開業した南区間(久宝寺駅~放出駅)と一体的に運行されることにより、関西本線(大和路線)や片町線(学研都市線)の沿線から新大阪駅へのアクセスが便利になると期待されています。
開業まであと1か月ということで、今回の記事では新設される以下の5駅+新大阪駅の様子をご紹介したいと思います!
・鴫野駅(大阪市城東区、Osaka Metro 鴫野駅乗り換え)
・JR野江駅(大阪市城東区、京阪野江駅乗り換え)
・城北公園通駅(大阪市旭区)
・JR淡路駅(大阪市東淀川区、阪急淡路駅乗り換え)
・南吹田駅(吹田市)
鴫野駅は片町線(学研都市線、下の写真左)の乗り場(3~4番線)の北側におおさか東線(同右)の乗り場(1~2番線)が加わります。
ホーム・駅構内ともに工事用のフェンスを撤去すれば、すぐに利用できる印象です。
路地のつきあたりに突如新駅が現れるわけですが、既存の線路(現在は城東貨物線として運行中)の両側に狭いホームを付け加えた構造が印象的でした。
駅の入口は城北公園通よりも赤川1丁目交差点側の市道の方が近い感じです。
辺りは長らく鉄道空白地域だっただけに、他の駅よりも地元の期待は大きそうな印象でした。
JR淡路駅は阪急淡路駅から北東に数百m離れた場所に位置しています。
両駅の乗り換えは東淡路商店街を通るルートです。(半分ぐらいは屋根があります。)
阪急淡路駅では高架化工事と区画整理事業が行われており、昔の地図を持って訪れると変貌ぶりに驚きました。(駅前の商店街の位置も50mぐらい東に変わっています。)
おおさか東線の開業後も、淡路駅前はまだまだ変化しそうですね。
この辺りは貨物線の旅客化ではない(完全な新設)ので、他の駅で見られるホームを付け加えた跡がありません。
駅の北側(元々公園だったところ)にはバスロータリーも同時にオープンするみたいです。
おおさか東線は駅の西側で東海道本線(JR京都線)を跨ぎ、新大阪駅に向かいます。
新大阪駅では、関空特急などが発着する1~2番乗り場がおおさか東線の乗り場となる模様です。(取材に訪れるまで鴫野駅みたいにフェンスで区切られてまだ立ち入りできないと思っていました。)
おおさか東線の乗り入れに伴い、駅の改良工事(配線や乗り場の変更)が行われたため、ホームやコンコースはとてもきれいでしたよ。
というわけで、おおさか東線の新駅のレポートは以上になります!
放出駅~新大阪駅の所要時間は普通電車が約16分、5駅を全て通過する直通快速(朝夕ラッシュ時に関西本線と直通する形で運転)が約11分となる見込みです。(試運転の電車から撮影した動画)
東寝屋川駅(おおさか東線の開業と同時に寝屋川公園駅に改称される予定)の利用者にとっては朗報で、実際に開業するのが今から楽しみですね。
【関連記事】
・おおさか東線の切り替え工事予告(2015年3月、2015年5月、2016年6月、2018年5月)