JR西日本が2019年春のダイヤ改正を2019年3月16日(土)に行うと12月14日(金)に発表しました。
3月のダイヤ改正では建設中のおおさか東線(放出駅~新大阪駅)が開業し、同時に片町線(学研都市線)東寝屋川駅が寝屋川公園駅に改称される予定です。
寝屋川市民に最も関係のある発表内容をかみ砕いて説明すると、以下の通りです。
①おおさか東線(放出駅~新大阪駅)の開業
※2018年5月20日に撮影された動画
2008年に開業した「おおさか東線」の南区間(久宝寺駅~放出駅)に続いて北区間が開業することにより、片町線(学研都市線)沿線から新大阪駅へのアクセスが便利になります。
放出駅~新大阪駅に新設される駅は以下の5駅で、
・鴫野駅(大阪市城東区、Osaka Metro 鴫野駅乗り換え)
・JR野江駅(大阪市城東区、京阪野江駅乗り換え)
・城北公園通駅(大阪市旭区)
・JR淡路駅(大阪市東淀川区、阪急淡路駅乗り換え)
・南吹田駅(吹田市)
所要時間は普通電車が約16分、5駅を全て通過する直通快速(朝夕ラッシュ時に関西本線と直通する形で運転)が約11分です。
所要時間の短縮だけでなく、大阪環状線・東海道線(JR京都線)の混雑や京橋駅・大阪駅の乗り換えから解放される効果が期待できそうです。
11月20日にJR西日本と寝屋川市との間で締結した「まちづくり連携協定」に基づいて、鉄道と地域が連携し、相互の持続的発展に向けた取り組みを推進する契機として、東寝屋川駅(1979年開業)の駅名を「寝屋川公園駅」に改称します。
これは寝屋川市の要望により実施されるもので、おおさか東線の開業と同時に改称することにより、コスト(1.2億円=寝屋川市が負担)を最小限に抑えることに成功しました。
これまで&これからの動きをおさらいすると、以下の通りです。(寝屋川市の資料より)
・2016年10月 – 地域のまちづくり団体から駅名改称に係る要望書提出
・2016年12月 – 駅周辺のまちづくりの一貫として、まちのイメージアップにつなげるため、JR西日本と駅名改称に係る協議を開始(詳しくはこちら)
・2018年7月 – 駅名改称を含む、まちづくりによる経済波及効果を475億円と試算
・2018年9月 – 市議会定例会に補正予算案(駅名改称に係る経費1.2億円)可決
・2018年11月20日 – 寝屋川市とJR西日本旅客鉄道株式会社が寝屋川公園駅周辺のまちづくりに関する連携協定を締結(詳しくはこちら)
・2019年3月16日 – 駅名改称及び式典を実施
・2019年3月中 – 寝屋川公園駅周辺まちづくり将来構想(案)策定予定
ダイヤが改正される3月16日(土)には、寝屋川公園駅で式典が開催されるみたいですよ。(詳しい式典の内容や時間などは今後決められるようです。)
例年にない規模でダイヤ改正される2019年3月16日。寝屋川市にとっても歴史的な1日になりそうです。
【地図】
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