四中校区に建設される小中一貫校の基本設計概要が公開されてる。吹き抜けを多用したコの字型の校舎が建設されるみたい

寝屋川市が第四中学校区(現在の明和小学校の場所)に建設する予定の小中一貫校について、事業者と協力して進めていた基本設計がこのほど完了しました。

01.写真①模型
※寝屋川市企画三課提供

02.小中一貫校イメージ
※寝屋川市企画三課提供

担当する建築家(新しい国立競技場などを設計したことで有名な隈研吾さん)や完成イメージ図を8月の記事でお伝えしていますが、基本設計概要(詳しい教室の配置など)が今回明らかになった形です。

<公開されている基本設計概要>
概要1(事業方針やコンセプトなど)
概要2(図面など)

新しい学校の事業方針は「まちと自然が調和した学校」、コンセプトは「まちづくりの中心となる学びの丘」です。

図面を見ると、現在の明和小学校のグラウンドの部分にコの字型の校舎、手前の校舎の部分にグラウンドが整備される計画なのが分かります。
P1190792
※明和小学校(2014年撮影)

コの字の校舎は横棒の部分に普通教室、縦棒の部分に特別教室を配置。屋内運動場(体育館)と小体育館(武道場)も校舎の中に組み入れられたような構造で、プールは5階に設置されます。コの字型の校舎の間にはテラス付きの中庭が整備される模様です。

これは小さな屋根の集まりによって、様々な活動を緩やかにつなげる「村のような学校」をイメージした設計なのだそうです。

また新設校は3校(明和小学校、梅が丘小学校、第四中学校)が統合されて誕生しますが、狭さを感じさせない吹き抜けを採用することにより、クラスや学年を超えた学習・活動・交流を促す効果が期待できるのだとか。

広瀬市長は自身が提唱する2軸化構想(京阪軸に加えて学研都市線軸のまちづくりを積極的に進め、そこに子育て世代を誘致する構想)とも絡めながら、学校を子育て世代に優しいまちづくりの目玉にしたい考えがあるようです。

今後は2020年度中の実施設計の完了を目指し、事業者と協議を進めていくとのこと。

・2020年度:基本設計・実施設計
・2021〜2023年度:小運動場整備工事等、新校舎・屋内運動場等建設工事 
・2023年度:小中一貫校開校 
・2023〜2024年度:既存校舎等の解体、運動場整備工事など 

【地図】建設予定地

【関連記事】
寝屋川市が小中一貫校設置実施計画の素案を発表(2017年2月)
四中校区に建設される小中一貫校のイメージ図が明らかに(2020年8月)

※「7Nan」さん、情報提供ありがとうございました! 

最新ひとことニュース


広告の後にも続きます

広告の後にも続きます