寝屋川市が新型コロナウイルスの感染者が急増しているのを受け、4月19日(月)から職員
による高齢者・障害者施設の訪問指導を開始しました。
寝屋川市の発表によると、市はこれまで介護施設の従業員等を対象とした定期的なPC
R検査の実施や、市独自の「高齢者・障害者施設 運営に関するガイドライン」の
周知などで、重症化リスクの高い高齢者等への感染拡大未然防止策を図ってきたそうです。
しかしながら変異株等の影響により、大阪府では重症病床がひっ迫するなど感染状況が悪化。
そこで寝屋川市は重症化やクラスターが発生しやすい介護施設など(入所・居住系61施設)などを対象に、職員による訪問調査を行うことになったのだとか。(通所系・訪問系施設はチェックシートや感染対策実施状況の写真の提出を依頼)
個別指導の実施に先立ち、19日(月)午前10時15分ごろに池の里市民交流センターで出発式が行われました。
福祉部長が「『自分が訪問したところでは絶対クラスターを発生させない』という意識を持って訪問指導を行っていただきたい」と訓示を行い、
職員らが次々と訪問指導に出発していきました。
訪問した介護施設では、市の職員が「手洗い・うがいを徹底しているか」どうかや「飛沫防止対策は?」などを施設の方に質問。
それに対して施設の方は「時間差を作って食事の時間を設定して黙食を行っている」「面会を制限した状態が続いているが、昨年7月からLINEアプリでのオンライン面会を取り入れた」などと回答。市の職員が施設の中を巡回し、チェックシートに基づいて感染対策実施状況を確認したようです。(感染拡大防止のため写真撮影できたのは外のみ)
訪問指導を終えて施設長の方は「感染対策を行うのは当たり前のものになりつつあるが、市の職員に来ていただくことにより今一度意識が高まり、有意義だったと思う」「職員1人1人がウイルスを施設内に持ち込まないように今後も務めていきたい」などとコメントされていました。
訪問指導後は衛生用品(マスク、手袋、フェイスシールドなど)が市から介護施設に寄付されました。
寝屋川市では4月20日(火)から高齢者にワクチン接種が始まりますが、クラスターの発生などを防ぐ目的で行われている訪問指導も4月23日(金)までの予定で続けられるとのこと。
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