7月に枚方市内で心肺停止状態の傷病者に迅速な救命手当を行い、尊い命が救われたとして、通行人の男性に枚方消防署長から感謝状が贈呈されました。
感謝状が贈呈されたのは、吹田市在住の介護福祉士・文野一輝さん(31歳)。枚方寝屋川消防組合の発表によると、文野さんは7月10日(土)15時20分頃、天の川水防橋(枚方市磯島)北側付近を自転車で通りがかった際に、男性(54歳)が自転車に足が絡まった状態で倒れているのを発見。
すぐに、その場にいた男性の妻(119番通報者)に声をかけ、絡まった自転車から足を取り出しましたが、傷病者の呼吸が弱く、しばらくすると呼吸がなくなったため、すぐさま胸骨圧迫(心臓マッサージ)を開始しました。
文野さんは体力を消耗しながら消防に引き継ぐまで約15分間、1人で胸骨圧迫(心臓マッサージ)を継続しました。
倒れていた男性は救急車で病院に搬送され、入院治療により順調に回復、7月31日に退院し、社会復帰を果たしたということです。
この功績に対して、9月14日(火)に枚方消防署で感謝状の贈呈式が行われました。
贈呈式の会場には、多くの消防署員が集まりました。
贈呈式が始まると感謝状が読み上げられ、文野さんに贈呈されました。
贈呈後も枚方消防署長から感謝の意が伝えられました。
文野さんは贈呈式後のインタビューで、以下のようにコメントしています。
・京都からの帰りに枚方市のサイクリングロードを通りかかったところ、たまたま居合わせました。
・気がついたら救命手当をしていました。
・介護福祉士をしているので、救命講習の受講内容が活かせたのではないかと思います。
・その後傷病者の方にお会いする機会があったのですが、助かって良かったです。
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