読書家で知られる寝屋川出身のお笑い芸人・又吉直樹さん(ピースのボケ担当)が、自身初の純文学作品「火花」を執筆して文芸誌に掲載されたとして、話題になっています。
又吉さんが作品を投稿したのは、7日に発売された月刊誌「文学界」2月号です。若手お笑い芸人の主人公が先輩芸人との青春を書いた中編小説で、タレント作家が文芸誌に掲載されるのは異例とのこと。
文学界といえば、芥川賞候補を数多く輩出してきた老舗の純文学系文芸誌。又吉さんの作品は話題性で選ばれたのかと思いきや、そうでもないらしいです。
日刊ゲンダイの記事(1月8日付)によると、文学界の編集長は以下のようにコメントしています。
小社の女性担当編集者が、4年ほど前に別の雑誌でエッセーを書いていただいた時から又吉さんの才能に注目し、今回の小説執筆につながりました。又吉さんは物事に関する観察眼が鋭く、非常に個性的な文章をお書きになる。知名度のあるタレントだからということではなく、大型新人作家として大きく取り扱いました。
※日刊ゲンダイの記事から引用
文芸誌の編集長にその才能を認められているのがすごいですね。
なお、7日に発売された文学界は又吉さんの作品が話題になり、1933年の創刊以来初となる増刷が決定したそうです。
寝屋川出身のお笑い芸人としてだけでなく、文芸作家としても今後の活躍が期待されます。
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