1970年に初登場した京阪電車の5000系車両が2021年6月頃に引退することが分かりました。
京橋駅にホームドアが設置される(2021年度竣工予定)のに伴い、扉の位置が他の車両と異なる5000系を全廃するもので、2月から順次最新の13000系5次車(6編成36両)に置き換えられます。
5000系(Wikipedia)は5扉車と3扉車を時間帯によって切り替えられるのが特徴の車両です。
朝ラッシュ以外の時間帯は2扉(ラッシュ用ドア)を締め切り、扉の上部に格納されていた座席を下降させて座席定員を増やすことができることで有名です。
2021年1月30日のダイヤ変更で5扉車としての運用を終えることが発表済みですが、車両の具体的な引退時期が明らかになるのは今回が初めて。2020年12月に50周年を迎えた車両が見られるのもあと少しとなりそうです。
新たに導入される13000系は、戸挟み検知装置(傘や杖などの挟み込みを検知する機能)、車内防犯カメラ(1両あたり3か所)、広告用デジタルサイネージを新たに備えているのが特徴で、試運転が既に始まっているようです。
公式発表されているわけではありませんが、動画には「新造される13000系が6両編成なのはプレミアムカーの導入で余剰になった3000系の車両(6編成)を改造して組み込むためでは」という予想が書かれています。
ちなみに6両編成で運転される電車(主に中之島駅〜萱島駅の各駅停車)は公式ホームページの時刻表検索で確認できるようになっています。
1月27日の報道発表では他にも多情報連続式自動列車停止装置(ATS)の導入完了、既存車両の安全性の向上策などについても触れられています。
詳しく知りたい方は京阪電鉄の報道発表資料(pdfファイル)をご覧ください。
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※「7Nan」さん、「匿名」さん、情報提供ありがとうございました!