梅が丘2丁目(東寝屋川方面)の讃良川沿いにある田んぼで、1月15日(日曜日)に新春恒例の「高倉とんど焼き」というイベントが行われました。
高倉とんど焼き(主催:高倉水利組合など、公式ホームページ)は、毎年小正月の時期に稲わらとともにお正月のしめ飾りや門松などを燃やし、1年の健康や豊作などを願う神事です。
府道20号線近くの讃良川沿いにある会場に17時50分ごろ到着すると、既にたくさんの人の姿がありました。
小さい方のとんどは今年の干支「酉」にちなんで制作されました。
お正月明けからこの場所に展示されていたようです。かなり細かく作られているのが分かりますね。首を引っ張ると左右に動くみたいで可愛いです。笑
大とんどの中は空洞になっていて、一緒に燃やすお正月のしめ飾りや門松を入れることができます。
酉のとんども見事ですが、このような空洞を作る技術力にも驚かされます。
とんど焼きが始まるまでの待ち時間に、こちらのテントで豚汁を味わいます。
18時になると、水利組合長などが挨拶を行い、点火です!年男・年女の子供達が、まずは酉の方の藁に火をつけます!
火の粉が舞い、時々骨組みの竹のはぜる「ボンッ!」という音がします。なかなかの火力です。
酉の炎が小さくなってきたところで、大とんど(下の写真左)の点火に入ります。
上の方にくっついているワイヤを今年の恵方の北北東の方向に引っ張ります!
すると、崩れ始めました。
崩れると更に火力が増して勢いよく燃え続けます!約5分もすると、元の形状が分からなくなりました。
10分もしないうちに骨組みを残すだけの状態まで火が小さくなり、そのまま解散です!
とんどが焼かれる様子は、こちらの動画でもご覧いただけます。
毎年小正月の時期(昔の成人の日の1月15日に行われる場合が多い)になると、各地の神社などで「とんど焼き」が行われますが、これほど大規模に行われるのは珍しいのではないでしょうか。(市街地で行うのはなかなか難しいでしょうし。)
今年は読売新聞の記事で取り上げられたこともあってか、昨年よりも人が多いように感じられました。
この日は数年に一度の寒気が日本列島の上空に流れ込み、朝起きると雪が積もっていたほどの寒さでしたが、とんど焼きを無事見ることができて良かったと思います。
今年も健康で安全な1年を過ごせそうですね。
【地図】
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※「シヅ」さん、「nob」さん、情報提供ありがとうございました!