ひらしん三十石船復活プロジェクト!2025年の大阪万博に向けて枚方で味わえる未来の船旅をレポ【ねやつー広告】

水面から見る景色に癒され…

美味しいお弁当に舌鼓!

さらに歴史や昔の人々の暮らしに想いを馳せる…

そんな船旅が枚方で体験できることをみなさんは知っていますか?

タクワン

確か枚方から大阪まで観光船がいくつか運行してるって聞いたことがあるような…。いつか乗ってみたいな〜。

…と呑気に語っているタクワンですがこの船旅、
いまとっても注目されてるそうなんです。

詳しいお話を聞くべく、とあるイベントに潜入してきました!

ヒントは2025年!この船旅の目的は?

まず向かった先はかつて船町の宿として親しまれた鍵屋資料館。

鍵屋資料館内にある主屋

館内にある主屋には今回のイベントに参加する方が勢揃い。

ちなみに主屋はその昔、船に乗る人が集う待合場所だったそうです。

タクワン

ん?こんな所に「枚方信用金庫」の文字が。

枚方信用金庫さん主催のイベントなんかな?でも船と何の関係があるんやろ?

…と思っていたら枚方信用金庫の吉野理事長から詳しいお話がありました。

吉野理事長によると今回のイベントは、地域活性化プロジェクトのひとつ「淀川舟運・三十石船の復活」を目指したイベント。

三十石船とは、江戸時代、伏見・大阪間の交通機関として運用されていた旅客専用の船のこと。

京街道(東海道)の宿場町として栄えた枚方宿は、京都と大阪を結ぶ三十石船の中継港として大いに賑わいました。

しかし昭和初期に陸上交通の整備が広がったことにより、舟運は徐々に人々の暮らしから遠ざかることに…。

大阪・関西万博公式サイトより

この舟運に再びスポットが当たったのが、2025年に大阪・夢洲で開催予定の「大阪・関西万博

国土交通省のプレスリリースより

「水の都・大阪」を世界にアピールするべく上流の京都伏見から枚方を経由し、万博の夢洲までを観光船で結ぶ計画が発表されています。
(例えば伏見区の船着場の整備や、「淀川大堰閘門(よどがわおおぜきこうもん)」の設置など。閘門については後程説明します!)

タクワン

え!枚方から直接船で万博会場に行けるかもしれないんや!?

もちろん中継地である枚方にも今後外国人などの観光客が多く訪れることが予想されています。

「大阪・関西万博」および「ひらかた万博」という新たな観点から、三十石船を持続可能な観光事業(SDGs)の創出に繋げる…

そのプロジェクトに枚方信用金庫が協力をしているという訳なんですね!

タクワン

ちなみに観光だけではなく、災害時などに陸上交通が使えなくなった時の物資の運搬方法としても注目されているそう。

実際に阪神淡路大震災の時にも、被災した淀川の堤防復旧に舟運が活躍したそうです!

これぞ大人の遠足の決定版!枚方の河川敷から屋形船に乗って大迫力の猛獣ショー見てきた!【ひらつー広告】より

枚方信用金庫は平成28年から「淀川舟運復活」に向けて地元自治体と一体となって舟運の魅力を発信中。

ひらしん年金友の会の入会者に向けて舟運を体験する機会を設けるなど積極的に活動をされています。

と前置きが長くなりましたが、今回は京都へ向かうルートを試乗し、近々実現するであろう船旅を満喫!

全国で唯一現存する河川砲台場の跡とされる「楠葉台場跡」を眺め…

背割堤で下船し桜を堪能!

そして伏見港と伏見の街並みを見学!

…するはずでした!

…するはずだったんですが!

乗船するのは、三十石船をかたどった一本松海運㈱の「辨天」

なんとこの日の上流は運航に必要な水位が確保できず、京都行きは断念。急遽大阪のほたる港(中之島)を目指すことに。そ、そんなあああ…。

見送ってくれる枚方信用金庫のスタッフさんたち

という訳で船は大阪方面に向けて出港したのでした。

タクワン

さらば京都オオオ!

船を通して感じる、新しい街の楽しみ方

気を取り直して大阪方面に進む我々。

ほたる港に着くまでの2時間は、ガイドさんやボランティアのみなさんがお話で盛り上げてくれます!

例えば今はエンジンで動いているこの船。
当時の三十石船は大阪天満の八軒家から京都の伏見まで下りは半日、上りは1日かかったそう。

特に上りは逆流になるため、船頭らが岸から網で船を引っぱって運んでいた様です。めっちゃ重労働ですやん。

また枚方の船着場付近では三十石船に、食べ物を売りに来る「くらわんか船」も有名。

河内弁で「酒くらわんか?餅くらわんか?」と荒々しく旅客に声をかける姿は、淀川名物とされていたそうです。

タクワン

頂いた資料に「くらわんか船は三十石船に手鉤を引っ掛けて漕ぎ寄せてきた」って書いてあったんやけど、これ今で考えると突然船に近づいてきて「ご飯食べへん?」って言われるってことよね?

すごない??(笑)

何より歴史上の人物も三十石船を活用していたとのことで、景色は変われど同じものを見ていたかもしれないと思うと胸熱です。
(例えば坂本龍馬は大坂から京へ上る際に三十石船を使ったと伝わっています)

景色を身近に楽しめ、風や水の音を直に身体で感じることが出来るのも船旅ならでは!

当初運航予定だった楠葉台場が作られた背景をタブレットでチェック。

ちなみに船内の時間をもっと楽しんでもらおうと、タブレットを使った新しい取り組みも用意されていました。

周辺スポットの詳しい情報を検索したり、江戸時代の歴史を知るなど参加者が一体となって体験できる船旅の新しい楽しみ方が模索されています。

そうこうしている内に見えてきたのは現在整備中の、
淀川大堰閘門!

いまは分断されていますが、この閘門ができる事で大阪湾と淀川上流間を船で往来することが可能になり、船の行き来がグッとスムーズになる予定です。

タクワン

この閘門ができたら「大阪・関西万博」が開催される夢洲まで、ほぼ直進で進むことが出来るんやね〜。すごい。

もちろん淀川大堰閘門はまだ完成していないので、私たちは従来ある大川(旧淀川)へ向かう毛馬閘門(けまこうもん)へ。

▼いまの位置

この閘門くぐりも船ならではの体験!

淀川と大川は水位が違うので、船の運航を助けるため水量を調節する閘門が設置されているんですって。

ちなみにパナマ運河と同じ仕組みだそうです。(→Wikipedia

閘門をくぐると潜った門が徐々に閉まっていきます。

タクワン

うおお!近くで見ると結構な迫力!
アトラクションみたい!!

しばらくすると水位が下がっていき最終的に大川と同じ水位に。

乗っている体感としてはあまり違和感がないのですが明らかに見える視界が変わるので、
乗客の目線は大忙し!

もうこれはどうしたって文章では伝わらないと思うのでぜひ実際に乗って体感して頂きたいです(笑)

閘門を抜けると大阪の街並みとともに見事な桜の景色が広がります。
船から見る桜もお見事!めちゃくちゃ綺麗です!!

ここで船に同乗していたOSK日本歌劇団の翼和希(つばさかずき)さんから歌の披露が!

翼和希さんはなんと枚方出身でひらかた万博及び2025年の大阪・関西万博を盛り上げるべく今回駆けつけてくださったそう!

2023年度後期の連続テレビ小説『ブギウギ』にも出演が決定しているいま注目のスターです。
桜をバックに歌い上げる姿はめっちゃカッコよかったです♡

このタイミングで「くらわんか船」のように待機していた小型船がお弁当を届けてくれて昼食タイムへ!
(※現にくらわんか船を意識して演出してくださった様です)

非日常感にワクワクが隠しきれないタクワン。
今回ご用意頂いたのは京都 吉兆さんのお弁当。

満開の桜を眺めながら食べるお弁当は言わずもがな…

美味でした!!!
永遠に食べていたかったくらい。全部食べましたけど(笑)

食べ終わった後は再び心地よい風と水の音を五感で感じ…

途中、橋をくぐる時に降りてきた天井にビックリするの図。※屋根が動く仕様になっているそうです。

素敵な景色にただただ癒されながら…
(そう言えばこんなにゆったり景色を眺めるなんて久しぶり)

あっという間に中之島のほたる港へ到着。

見えているのはUSJがあるユニバーサルシティ方面。

この後少し時間が余ったので大阪湾の方へ出たりもして、船旅を満喫したのでした。

タクワン

造幣局の桜が見えたり、街の人が船を見て手を振ってくれたり、普段なかなか味わえない経験が体験できてめっちゃ贅沢な旅やった!

これは今後の万博に向けてますます楽しみになってきたぞー!!

ということで「大阪・関西万博」に向けて動き出している未来の船旅。

枚方でも体験できる観光スポットとして今後ますます注目されそうです。

タクワン

いやこれ、枚方市外からくる友達にもめっちゃオススメ出来そうじゃない?

ただ観光スポットというからには、枚方にも市外の方が泊まれる宿泊施設があったら気軽に人を呼ぶことができて最高ですよね?ね、ね、ね?

そんなあなたに朗報です!

宿泊も枚方で!最近できた気になるあのホテル

なんと枚方市内にもちゃーんと宿泊施設があるんです!

それが今年3月に樟葉駅前にオープンした
HOTEL ASGARD KUZUHA STATION
(ホテル アスガルド クズハステーション)

という訳で次回はこの出来立てほやほやのホテルの中へ潜入!

船旅と一緒に楽しみたい、枚方の宿泊先を一足早く覗き見していきたいと思います!

タクワン

まさかの続編!これは楽しみー!

後編記事はこちら↓

タクワン

ちなみに今回体験した船旅と同じ様な旅が、こちらのイベントでも体験できますよ!

一味違った大阪観光に!ぜひ万博前に一度堪能してみてくださいね♪

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