自宅の倉庫を大改造!その期間、何とたったの3ヶ月!
どこか懐かしい雰囲気がするのは〇〇を使っているから!その〇〇とは?!
「ほんまに間に合うん!?」完成までに二人三脚で歩んだ密度の濃い日々を振り返る!
こちらのお店のリノベーションを手掛けたのは、
green建築工房です!
green建築工房はリノベーションが得意な工務店。
これまでにもねやつーでいくつもリノベーション事例をご紹介しています。
また現在、オンラインで受けられるセミナーや個別相談会を開催中!
事務所は京阪枚方公園駅から徒歩4分の鍵屋別館3F。
換気やアルコール消毒も常備されていて感染症予防対策もされています。
お問い合わせは、こちらのフォームもしくは電話でお気軽にどうぞ!
◆自然食品のお店「わらたかや」
今回green建築工房にリノベーションをお願いしたのは高槻市にある…
『わらたかや』さん!
このお店、実はお家の倉庫をリノーべションして作られた場所!
店内には無添加の調味料・自然に沿って作られた食品・身体に負担の少ないおやつ・環境にやさしい日用品など…
お店の方が「これイイやん!」と感じたものをセレクト。
思わずこれ何やろ?と手にとってしまうこだわりの品が所狭しと並べられています。
地元、高槻の畑で採れたお野菜も。
喫茶や軽食もでき、店主さん手作りのお惣菜なども販売されています。
お昼時にはご近所の方がカウンターを囲んでご飯を食べたり、夕方、タッパーを持ってお惣菜を買いに来るお客様も多いんだとか。
また通学路が近い事もあり、近所の子どもたちがたくさん遊びに来てくれるそう!
子どもたちや近所の方にとっての憩いの場にもなっています。
そんな「わらたかや」さんが、なぜ高槻からgreen建築工房にリノベーションをお願いしたのか!?
詳しくお話を聞いていきたいと思います!
◆「極力ゴミを出さない」これがほんまに難しかった!
― そもそもお店を開こうと思ったきっかけは何だったんですか?
うちの息子、小さい頃はアトピーがひどかったんです。
それで子どもの離乳食が始まった時に食のことが気になって料理教室に通い始めたんですが、そこで出会った調理法がすごく良かったんですよ。
ーどんな調理法だったんですか?
添加物を使わず自然に沿った食材を取り入れた調理法です。私が習ったのは「重ね煮」という作り方なんですけど。
この調理法を試してから、息子の症状が徐々に緩和されるようになりました。
それで改めて「人間って食べるもので出来ているんだな」と実感して。
「食べることの大切さ」と、「食品を選ぶことの大切さ」を、どちらも伝えられる様な場所を作りたいと思ったんです。
ちなみに息子の肌はアトピーだった事が分からないくらい、今ではチュルチュルです(笑)
ーだから商品の販売だけでなく、お惣菜や喫茶などもされているんですね。
そうなんです!
お店でも「重ね煮」を使った調理法でごはんを作っているので、気になる方はぜひ食べてみてください。
うちはもともと実家が農家だったこともあり、お米や野菜は自分たちで作っていたんです。
近所の方も農家の方が多いですし、それも含めて生産者の魅力を伝えられるお店になればと考えました。
ー確かに他では見かけないような食品や日用品などがいっぱいありますね!
僕たちがお気に入りの商品や、これは「使って良かった!」ってものだけしか置いていないので、ここでしか買えない商品はたくさんあると思います。
今は置いてないですけど、洋服を販売している時もあったり、ほんまに色々置いてますね(笑)
僕も色々買わせてもらったんですが、どれも美味しかったです!
無添加のポテトチップスとか、あとは納豆そばなんかがオススメですね!
― 改めてどういう経緯でgreen建築工房さんにリノベーションをお願いしたんですか?
そもそも何で枚方の工務店にお願いしたのかって話なんですけど、まず僕たちの要望が、
「出来るだけここにあるもの(廃材)を利用して、新しいものを作りたい」
だったんです。
― と言うと…?
つまり新しい建材を極力使わずに、解体で出た廃材を使ってリノベーションしたいというご要望でしたよね。
ゴミをなるべく出さない様にするって事です。
― ええ!?そんな事が可能なんですか?
いや、これが結構難しかったんですよね。
最初は高槻市内の工務店を5社ぐらい見たんですけど「ある物を使ってやってください」って言ったらみんな渋い顔になって(笑)
最終的に面白がってくれはったんがgreen建築工房さんでした。
― やっぱり「あるものだけを使う」となると難しいんですか?
難しいですね。その分手間もかかりますし。でも初めて話を聞いた時に、面白いコンセプトやなとは思いました。
建築ってどうしてもゴミが出やすいので、僕らもそこが課題だと思っていたんです。
それを活用できる事を示すだけでも、僕らがやる意味はあるんじゃないかと思いました。
契約するまでに何回か打ち合わせもさせてもらったよね。
しましたね〜!
これ、結構僕らの中ではレアなケースで、大抵は最初の打ち合わせの際に「ここでやります!」って決めてくれる方が多いんです。
でも今回の場合は契約までの段階で何回かやり取りをさせてもらいました。
模型を作ったりして、ほんまにお互いのイメージを擦り合わせて作っていった感じですね。
そもそもどれくらいの廃材が出るかも分からなかったので、最初はお互いどういう物が出来るかイメージがついていなかったと思います。
僕らはもちろん建築の事については分からないし、田坂さんは田坂さんで材料がどれくらいあるのか・どんな物を作りたいのかを考えるのが難しかったんちゃうかな。
結局、現場で材料を見ながら進めていった感じやったよね。
これはあそこに使う!これはどうしよ!みたいな(笑)
― そもそもなぜ「あるもの(廃材)」にこだわられたんですか?
この場所は元々家の倉庫で、農業で使う道具や荷物を置いてあった場所だったんです。
うちはおじいちゃん・おばあちゃん家族の家で一緒に暮らしていて、お店を開く話が出た際に「この場所がええんちゃうか」ってなって。
でも最初はおじいちゃんが反対していたんですよね。この家は元々おじいちゃんが引き継いだ場所なので思い入れがあったんだと思います。
― ご家族にとって思い入れのある場所やったんですね。
最終的には「使って良いよ」って言ってくれたんですけど、それからあれよあれよと病気になってしまって、お店を開く前に亡くなってしまいました。
そう言う事もあって、折角譲り受けた場所なので「ここにあるものは全部大事にしたい」って思ったんですよね。
その想いも含めてgreenさんなら分かってくれそうだと思ってお願いしました。
あとは子ども達が田坂さんと会う時に、めっちゃ楽しそうやったんですよ。
他の工務店に行った時は大人しかったのに、greenさんの打ち合わせには喜んで付いてきてくれましたね。
田坂さんもサービス精神旺盛やから、一緒にナゾナゾしてくれたり、子供たちの遊びに付き合ってくれて。
やんちゃ三兄弟によじ登られたり、絡まれたり…。最終的に僕は動くアスレチックになっていましたね(笑)
楽しい思い出です!
そうそう!
子ども達の反応っていつもほんまもんやと思っているので、子どもの反応が良かったのは嬉しかったです。
あとは可愛い葵ちゃんの効果もあったかな(笑)
※葵ちゃんはgreen建築工房のスタッフさんです。
ウッ…そこは田坂だけに留めて頂いて(笑)
◆今回、結構レアケースです。二人三脚で歩んだ日々。
― 田坂さんから見て「ここは大変やった!」って所はありますか?
あるものを使い切るっていうのがやっぱり難しかったですよね。
めっちゃゴミ出ましたし!
いや、でも結構使ってくれましたよね?
最終的にゴミで出たのって、本当にうちで使わなかった物品だけやった気がする(笑)
口酸っぱく僕も高谷さんも大工さんに「廃材を使って!」って言ってましたからね!
最終的には大工さんも「なんか使わな」と思って色々と提案してくれてました(笑)
― 例えばどういう所に廃材が使われているんですか?
元々倉庫は二階建ての造りになっていて、1階がガレージ、2階が物置部屋やったんですよね。
小上がりのスペースや造作のカウンターなどは、この2階の床板を使用して作っています。
あとは元々でっかい梁が倉庫内にあって、これを切って椅子を作ったり、棚の支柱として活用したりしましたね!
これ、切るの結構大変やったよね。
カマの方が折れたし…(笑)
いや本当に固くて大変でしたね。
職人泣かせの梁でした!
あとはこのハシゴも元々倉庫内にあったもので、これは棚受けとして使ってますね。
― 言われるまで気がつきませんでした(笑)本当にいろんな用途で使われているんですね。
いや、本当に色んな所に活用されているので、店内のつくりを見ているだけでも面白いと思いますよ。
窓枠や壁面の板なんかも廃材を活用して作ってあります。
ここは同じ色の木材やから同じ場所の素材なんかなーって想像してもらえたら嬉しいですね。
元々ある素材を使ったことで、オープンしたばかりやけど、どこか懐かしさのある雰囲気になりましたね。
あと壁に木の板が貼ってあるの、分かります?
これ、元々は二階の床があった部分で補修跡に板を貼る事で隠しているんですよ。
― あッ!確かに同じ位置に木の板が貼り付けられていますね!
これも色んな意見が出てましたよね。壁全体を塗ってみる?とか。
でも、そうすると綺麗になりすぎるんちゃうかと思って、最終的には廃材を切ってパッチワークみたいにつなぎ合わせたんですよね。
そうそう。結果良い感じになりました!
こちらの壁面のデザインも高谷さんのアイディアですよね!
そうです。
これも床材や柱を切って、お店のロゴにもなっている、まる・さんかく・しかくのパーツを貼り合わせて作ったんですよね。
― なるほど!ロゴのデザインと関連性を持たせてるんですね。
ちなみにロゴをこんな風にしたのは、世の中の全てが「まる」・「さんかく」・「しかく」で全てを表すことが出来るという禅の教えから取りました。
― 棚板や商品を置いてある箱なんかも廃材なんですか?
いや、これはもらいものですね。
この棚なんかは近くのスーパーからもらってきたりんご箱を組み合わせて作ってますし…
ここの棚板は、近所の消防団から足場板をもらってきて作りました。
大工さんと田坂さんと一緒に、担いでお店へ運んできましたね(笑)
長さもこの為にあったんちゃうかと思うくらいシンデレラフィットでしたね!
新しい建材を使った部分は2階の荷台スペースと、キッチンの造作台くらいですかね。
あとはあるものを作って出来たのが本当に良かったなって。
一点心残りとしては、打ち合わせの時点で全部を決めきれずに進んでしまった事ですね。
本来、実際の施工が始まる前にある程度イメージパースを作ったり、段取りを説明してから大工さんに工程を伝えないといけないんですが、イメージが固まっていない状態で現場を進めたのは結構特殊でした。
その場で決めていった事がほとんどで、イメージしていた事と現場を見比べて決めていった感じですよね。
でも大工さん達も気さくに対応してくれたのが嬉しかったです。普通、その場であーだこーだ言われたら嫌じゃないですか。
嫌な顔せずにこちらの意見を聞いてくれたり、大工さん自身の意見も言ってくれたのは安心感がありましたし、信頼出来ました。
人柄ももちろん、本当に腕利きの大工さん達でしたね。
水道は僕の友人にお願いしたんですが、配線とか家の造り方を見て「腕の良い職人さんやな」って褒めてくれてましたよ。連絡先も交換したそうで(笑)
田坂さんより、大工さん達とおった方が長かったんちゃうかな(笑)
高谷さんの場合は家の倉庫が現場という事もあり、大工さんと関わる時間がほんまに長かったと思うので、そう言って頂けて嬉しいです。
親方がコミニュケーションに長けた技術の高い職人さんを用意してくれたので、このお店が高谷さんのイメージと相違なく完成出来たのは、間違いなく大工さん達のおかげやと思ってます。
施工中は毎日朝から夕方まで来てくれていたので、ほんまに親戚のお兄ちゃんみたいな感覚でしたね(笑)
お店は完成しましたけど、出来る事ならもう一回会いたいと思うくらい!
◆どこを取ってもこだわりが詰まった場所に。
― お店の中で特にお気に入りの場所はありますか?
えーっ!決めきれないですね!
一つ一つの場所に思い入れがあるので、
もう全部ですね!
本当にみなさんと考えて一つずつ一緒に作り上げていった感じですね。大工さん含め一つのチーム!みたいな。
― じゃあ大工さんとのやりとりも含めて、造る時に印象に残っている部分はありますか?
カウンターに床板を貼る時に、大工さんが私たちにわざわざ「床板どうやって貼る?」って聞いてくれたんですよね。
「僕やったら表面だけにするけど、裏表で見せ方変えて貼るのも良いかも」みたいな。
こっちは特に指定してないのに、聞いてくれる姿勢が好きでした。結果、私たちの好みで裏表で貼ってもらいましたし。
こうする事でより味がある雰囲気になったよね。
左官屋さんもすごく良い方でしたね!めっちゃ若いお兄ちゃん。
レンジャーピンクですね!
― レンジャーピンク…!?
いつもピンクのTシャツを着ているので、レンジャーピンクって呼ばれてるんです。塗り系の作業時に現れます(笑)
本当良い方でしたね〜。
カウンターを塗る時に「緑塗るの初めてで楽しいです」って言ってくれたり、事前に「カウンター裏はご家族で塗られます?」って聞いてくれたりして。
良い思い出になりました。
レンジャーピンクもそう言ってもらえて喜ぶと思います(笑)
開店してからお店の方にも遊びに来てくれたんですよ!
最初はお仕事で来てくれたんかなって思ったんですけど、普通に「ご飯食べに来ました」って言って来てくれて(笑)
そんな感じで職人さん達には本当に色々助けて頂いたので、有り難かったですね。
この脚立なんかも大工さんが棚板をつけて、物が置ける様にしてくれました。職人さんのアイディアでできた物がうちにはたくさんあります!
― 田坂さんが印象に残っている部分はありますか?
瓶を使って作ったライトですかね。
これ綺麗に切るの難しかったんですよ(泣)
僕たちが飲んだ空き瓶を使ってくださいってお願いしたんですよね。
そしたら瓶が切れる場所をめちゃくちゃ探して下さって。
― よく見かけそうなものですが…難しいんですか?
お客さまから預かった物なので、失敗出来ないじゃないですか!
試しに自分が持ってる瓶で切ったら割れちゃったんですよね。円形をカットするのって難しいみたいで、めちゃくちゃ気を遣いました(汗)
あとはこちらの要望で屋根にトップライトをつけてもらったんです。
聞けばこれも結構難しい作業なんですよね?
他の工務店でも要望は出してたんですけど、なかなか「取り付けましょう!」とは言ってもらえなくて。
屋根につける事で雨漏りが起こる可能性もありますし、一部分だけ手を加えるっていうのがやっぱり難しいんですよね。
ちなみに窓枠にこちらも廃材を使用しています。
トップライトがついたことで、倉庫内の明るさが全然変わりましたね。
あ、あとは外にあるこのランプシェードもお気に入りです。
― ランプシェード?
これはうちの母からもらったものなんですけど、元々こんな風に使うなんて考えてなくて、倉庫内にポイッと置いてあったんですよ。
それを田坂さんが「店名の上に傘みたいにつけたら良い感じじゃないですか?」って提案してくれて。結果、良い塩梅にお店のワンポイントになりました。
ありがとうございます!
― これまた年季が入ってて良い感じですね!
これは特に古い物って訳じゃなくて。
中が黒ずんでいるのは、梅醤番茶をこぼしてしまって酸化しちゃったからなんです。
結果、それも含めて良い感じになったかなと(笑)
私たちが決めるのが遅くて、打ち合わせを含めて完成まで3ヶ月ぐらいやったんですけど、本当に密度の濃い時間でしたね。
途中田坂さんがコロナに罹ったり、あまりにも作業が終わらなさ過ぎて「ほんまにオープン日に間に合うん!?」って電話した事もありましたけど(笑)
最終的には楽しい思い出ばっかりです。
遠隔で打ち合わせしたりもしましたよね。
僕らもこういうコンセプトのお店を一緒に作らせて頂いて勉強になりましたし、楽しい現場でしたね。
― 最後に読者の方に「green建築工房のココが良かった!」って所があれば、メッセージをお願いします。
腕の良い大工さんを入れてくれはったんが本当にありがたかったですね。
良い大工さんが集まるって事は、green建築工房さんにも良いスタッフさんが集まってるって事なので。
田坂さんと進めていない話があった時も、大工さんと直接やり取りが出来て進められたのが本当に良かったです。
田坂さんも「何勝手に進めてるんですか!」とか言わない。大らかに私たちを見てくれる(笑)そこも良かった。
これって自社で職人さんをお願いしてるからこそできる事やなって。あとは田坂さんが男前やったところかな。
男前て!ありがとうございます!
男前で許せることはたくさんあるからね!
田坂さんのキャラがあったからこそ、ケンカにならずに済んだし(笑)
感謝してます。
高谷さんご夫妻、お話を聞かせて頂きありがとうございました!
いかがでしたか?
green建築工房さんの手に掛かれば、廃材を活用してリノベーションを行うことも可能!
造りたいイメージはあるけど、実現できるか分からない…。
こんな要望でも可能…?
そんなお悩みを持っている方でも、green建築工房さんなら親身に相談に乗ってくれますよー!
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