みんな大好き!熱々のハンバーグを…
広々とした店内で家族みんなでゆったり楽しむ。
そんなお店が今年(2021年)5月に枚方にオープンしたのを知っていますか?
お店の名前は、
「GOCHIHAN96(ごちはんきゅうろく)」
ごちそうハンバーグとおいしい珈琲のお店です!
地図ではここ↓
住所は枚方市田口山2-31-1。山田池公園の近くにあります。
「きゅうろく?何だか聞いたことがあるぞ…」と、思われている方もいらっしゃるのでは。
そう!『きゅうろく』と言えば、以前枚方市駅の高架下にあった鉄板焼のお店。こちらのお店が閉店し、新たにハンバーグ専門店として長尾にオープンしたかたちです。
なんでハンバーグ?
なぜこの場所で?
気になる疑問、ぶつけてきました!
ふああああああ!肉・肉・肉、肉の天国(パラダイス)ですね!
『GOCHIHAN96』ではハンバーグ、ハンバーガー、パンケーキなどのスイーツメニューが楽しめるんですよね?
オーナーの黒田(くろだ)です。
そうですね。『GOCHIHAN96』は「ごちそうハンバーグ」の略なんですよ。黒毛和牛・国産牛にこだわり、ミディアムレアで提供するので家庭とはまた違った食べ方でハンバーグを味わえますよ。
ミディアムレア!それは確かにお家では食べられない…!
焼き石でお好みの焼き加減で食べるんですね〜。
ハンバーグは2種類から選べるんですか?
そうですね。
「牛100%ごちそうハンバーグ」と、「牛豚ごちそうハンバーグ」の2種類から選べます。
「牛100%ごちそうハンバーグ」は、「甘みの強い」国産黒毛和牛を中心に、「旨味の強い」豪州産の穀物牛をほんの少しだけブレンド。『きゅうろく』が創業以来こだわっている牛肉を存分に楽しめるハンバーグです。
「牛豚ごちそうハンバーグ」は、国産黒毛和牛のミンチと、甘み・旨味の強い薩摩の茶美豚(チャーミートン)との合挽ハンバーグですね。牛豚でもしっかり味がついて美味しいんです。
もちろん合挽の牛豚ハンバーグはしっかり火入れ致します。
味の違いを食べ比べてみても面白そうですね!
グラム数、ソース、トッピングもそれぞれ選べるので、自分好みのハンバーグが食べられますよ。
ちなみにランチタイムは16時までで、16時までならライスとスープが無料で付いてきます。
16時までランチ対応…すごすぎます!
ハンバーガーもバンズが大きいので食べごたえがありますよ!
テイクアウトデリバリーメニューも販売していて、テイクアウトではハンバーガーの方がよく売れていますね。近隣様には自社で配達も出来ますし、少し距離があってもUberEatsや出前館にも対応しています。
手軽に食べられるのが人気の秘密なんですかね?
テイクアウトのハンバーグ弁当も美味しそう…(じゅるり)
パンケーキはイタリア料理のシェフをつとめていた店長が考案したもので、何回も生地を試作して作った『きゅうろく』だけのオリジナルのパンケーキです。
ハンバーグの食後にも食べやすいようにミニパンケーキセットもご用意しています。
食後のミニサイズ…少しだけ食べたいという方に嬉しいボリュームですね♪
もちろんご家族みなさまで楽しめるお店なので、お子さまプレートもあります!
彩りがキレイですね〜!子どもも楽しく食べてくれそう!
広い店内でゆったり食事を楽しめるのも嬉しいですよね。
あ、そういえばさっきお店の前に「ごちそうハンバーグとおいしい珈琲のお店」って書いてあったんですが、コーヒーもウリなんですか?
そうなんですよ。僕自身がハンバーグの後にコーヒーを飲むのが好きで、今回はハンバーグに合うようなブレンドで提供しています。
お肉を食べた後、お口の中をスッキリさせてくれるような、濃い・キレのある味に仕上げていますよ。
ほあ〜!ハンバーグに合うようなブレンド!ぜひ一緒に味わってみたい…!
ちなみにコーヒーは店内で豆から挽いてハンドドリップで淹れています。エスプレッソは専用のエスプレッソマシンを輸入し導入しました。
バリスタの勉強に励んでいる店長が美味しいエスプレッソを淹れます。
めちゃくちゃ本格的じゃないですか…!
今までやってきたお店では鉄板焼きとお酒を中心にしていたので、コーヒーを扱うのは今回が初めてなんですよね。
その分、いろんな豆を飲み分け、どれが一番ハンバーグに合うか計算してこだわってご用意しました。
そうそう、そもそも『きゅうろく』さんは鉄板焼きのお店なんですよね。
ちょっと『きゅうろく』のお話も聞いても良いですか?
もちろんです!
『きゅうろく』は、ステーキと魚介とお酒を楽しんでもらう鉄板焼き屋として2007年7月7日に寝屋川で創業しました。
現在は香里園店と梅田店、そして枚方の『GOCHIHAN96』と3店舗営業しています。
※梅田店は現在休業中。
2007年7月7日…って、めっちゃ7づくしですね(笑)
すごいでしょ?(笑)
ちなみに『きゅうろく』は僕の名前が「黒田」なので、黒田の96からきています。
なるほど!!言われてみればめっちゃ分かりやすいです!
当時はまだカジュアルな鉄板焼きのお店は少なくて、ステーキとワインを飲むなら「ホテル」というイメージでしたね。
鉄板焼きのお店自体も敷居が高く、一人ではなかなか入りにくいようなお店が多かったです。
それならツレを連れて行こう!と、彼女や奥さんを誘って行くと安い料理は頼みづらくなりますし。結果、料理とワインを頼んで3、4万円かかるなんてことはよくありました。
でもね、大阪の堀江にそれを覆しているお店があったんです。
旬の魚介と赤ワイン・和牛ステーキを鉄板焼きで楽しんで、マスターと会話しながら客単価5~6,000円まで。自由に好きなものを頼んでも…15,000円程度でおさまる。
こういうお店を僕も地元で作りたいと思ったんですよね。「マスター今日なんかある?」って気軽に通えるような鉄板焼き屋を作れたら良いなと思っていました。
そもそもどうして「鉄板焼き屋」だったんですか?
それは僕の経歴をまとめるとそこに行き着いた感じですかね。
僕、もともとはホテルでフレンチの洋食を作ってたんですよ。ランチは1万円、ディナーは2〜3万円するような、まあまああええところのホテルで働いていました。
え!ホテルの料理人さんやったんですね!
その後長く勤めたのが宮崎県のレストランBARで、800種類の洋酒を並べて、東京で長く修行された店主がカクテルをつくるお店でした。
僕はそこの調理人として入ったんですが、厨房が小さく、すぐにバーテンダーの仕事をさせられる…あ、違う、一緒に任されるようになって(笑)
(笑)
そこで対面接客って面白いなって気づいたんですよね。
お客さまの要望を聞いてお酒を出す。気分によっては、お酒はあまり飲みたくないけど誰かと話したいだけのお客さまもいて一緒に話を聞いたり。今までの経験ではなかったことでした。
黒田さんの中での一つのきっかけだったんですね。
最後に勤めたのが焼き肉と鉄板のお店です。
調理人として和牛の焼き肉をさばく仕事をしていたんですが、もともとホテルで働いていた時ってすごく高いお肉を使っていたんですよね。
だからステーキ肉は高いもんだと思っていたんですよ。
ほうほう。
でも焼き肉で、色んな黒毛和牛の部位を触ると、別にホテルほどお金をとらなくてもこれでステーキ出来るなと思えたんですよね。
高級部位を使わなくても美味しいお肉がいっぱいあるしこれでステーキやったらええやんって。
これが『きゅうろく』の始まりですね!
そうですね。
だからうちではなるべく対面式で、お客さまの声を聞きながら、黒毛和牛・国産牛にこだわったおいしいステーキと魚介、そしてお酒を気兼ねなく楽しんでもらう。
これが一番のお店のコンセプト、だったんですが…
ん…?
コロナ禍でお酒の提供が難しくなり、少し思うところが出てきたんですよね。
ちょっと話を戻すんですが、もともと枚方には枚方市駅前にお店があったんですよね?
そうです。
枚方市駅前のお店はちょうど契約更新のタイミングでコロナに突入してしまったので、一旦お店を閉めたんです。
コロナに入ってすぐの頃はまたこの形態で再開すれば良いやなんて考えていましたが、ここまで続くとお酒の提供も限られるし、ちょっとやり方を変える必要があるんじゃないかと思い始めました。
でも、コロナだからと言ってファミリーレストランなどは賑わっていますし、外食に対しての需要はあるんですよね。
だったら食事メインのお店で今度は出店してみようかという話になって。
なるほど。
常連さんからは『きゅうろく』と言えば、「ハンバーグ」と言ってもらえることが多くて、だったらハンバーグのレストランカフェを開いてみようと。
それが『GOCHIHAN96』です。
ハンバーグって子どもから大人まで楽しめるメニューなのでみんなに楽しんでもらえるようなお店にしたいと思っています。
それでメインがハンバーグだったんですね!
場所が長尾というのは何かきっかけがあったんですか?
お酒じゃないと考えたときにまずはロードサイドというイメージがありました。駐車場があって、車で行ける場所。あとは僕らの生活圏内ですね。
そしたらたまたま、ポムの樹発祥地の「ポム・ド・テール」跡地が空いているっていうじゃないですか。
「ポム・ド・テール」は僕の中では伝説のお店なんですよ。
僕自身も若い時に行ったことがありますし、当時めちゃめちゃ流行っていました。オーナーの方は「ポム・ド・テール」の元社長で、「ポム・ド・テール」を作った人とも聞いています。その場所がこのタイミングで空いているのはご縁かなと。
確かに絶妙なタイミングですよね。
だから決め手は「ポム・ド・テール」ですかね?
ここなら駐車場は専用共用あわせて60台以上ありますし。
鉄板焼き屋からハンバーグカフェ、新しいお店の形態にしてみていかがですか?
正直不安はありますよ。
以前まではずっと鉄板越しにお客さまの顔が見えていましたが、今回初めて客席が見えない位置に鉄板があるので、そこはどうだろう?という思いはあります。
今までやってきたことを崩された訳ですもんね…。
でも美味しい料理を食べてもらうという点は変わらないので、やっていることは結局変わらないのかなとも思います。
『きゅうろく』の味、こだわりはそのまま引き継いでいるので、『きゅうろく』を知らない方もぜひ一度食べに来てもらえると嬉しいです。
あとはそうだ!うちのお店それなりに広いんですよ。
女子会をするにはピッタリの場所だと思います。
確かにこれだけ広いなら女子会がたくさんできそうですね!
そうなんですよ。パンケーキなどのスイーツメニューもありますし、この広さだったら密にもなりにくいはずです。
ランチ、ディナーだけではなく喫茶利用もしてもらえたら良いですね。
山田池公園に行ったついでにここで一休みするのも良いかもしれませんね。
最後に店長の木下(きのした)さんにお話を伺いました。
木下さんは『GOCHIHAN96』の立ち上げから入られたと黒田さんからお聞きしました。
そうなんです。
僕はもともとイタリアンの料理長をしていて、今回の『GOCHIHAN96』で初めて『きゅうろく』に仲間入りしました。
『きゅうろく』が初めてカフェ経営をするということで、主にパンケーキとハンバーガーを考案させてもらいました。
初めてなのに店長を任されるってすごいですね!
考案したお料理のこだわりがあれば聞かせて下さい。
パンケーキは生地自体をあまり濃い味にせず、トッピングを際だたせるような味にしています。
今は香里園にある洋菓子店ティコラッテさんのジェラートに合うような新メニューを開発中です。
※ティコラッテのジェラートはテイクアウトもできます。
ハンバーガーはボリュームが大きいのでひとつでも十分食べごたえがあると思いますよ。
あとは、珈琲豆、珈琲豆にこだわっています。
珈琲豆2回言いましたね(笑)
うちはコーヒーがメジャーではないですが、だからこそ珈琲豆は手を抜いちゃいけないと思っていて。僕自身も現在バリスタの資格を取得しようとしているところです。
珈琲豆に関しては本当に何種類も飲み比べて今のブレンドに決めましたし、珈琲豆の保管に関しても常に美味しい状態を心がけているので、ぜひ実際に味わって頂きたいですね。
ますます気になってきました…!
でもやっぱり一番はハンバーグですね。
『きゅうろく』のハンバーグは味に関してすごくこだわりが強くて、レシピが複雑だし、グラム数までしっかり計算して本当に一から丁寧に作られているんです。
家庭ではマネできない味ですし、食べたことがない方にこそ食べてほしい味です。間違いなくただのハンバーグではないですよ(笑)
木下さんから見て『きゅうろく』の魅力ってなんだと思いますか?
地域密着型のお店ですよね。お客さまのことをよく見て、お客さまと近い距離で話をしているイメージです。
これは完全マニュアルだと出来ないと思いますし、これまで『きゅうろく』さんはずっとお客さまと関係を築き上げながらお店をされてきたことがよく伝わります。
うちは店内が広い分、スタッフも多いですがスタッフの連携やコミュニケーションはとても大事にしています。
もともとの『きゅうろく』の接客スタイルを崩さずに、アレンジを加えながら良いサービスと良い料理を提供していけたらと思っています。
す、素敵です…(涙)
ありがとうございます(笑)
ちなみに僕お酒の資格を6種類ぐらい持ってるんですよ。今はこういうご時世ですが、こういうのが飲みたいと言われれば在庫があれば作れるので是非お申し付け下さい。
えっ…お酒の資格6種類って相当じゃないですか!(笑)
という訳で、いかがでしたか?
「GOCHIHAN96」のハンバーグの魅力、伝わったでしょうか?(ハンバーグだけじゃないけど)
実際に私も試食させてもらいましたが、お皿についた肉汁まで舐め回したくなるほど美味しかったです!
『きゅうろく』を食べたことがある方もそうでない方も。
ぜひ枚方にごちそうハンバーグのお店が出来たことを覚えておいてくださいね!お店の場所は伝説の「ポム・ド・テール」跡地です。
GOCHIHAN96 営業時間 緊急事態宣言中 11:00-20:00 通常時 11:00-22:00 定休日 なし 住所 大阪府枚方市田口山2-31-1 電話番号 072-807-6536 駐車場 有 関連リンク 公式サイト/Instagram/Twitter ※店舗情報、記事内に掲載している商品、価格等は取材時点のものです。
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