1月31日(水曜日)の夜に、月が地球の影に隠れて赤く見える皆既月食が観測されました。
皆既月食が観測されたのは1時間18分ほど(21時51分~23時8分)で、前後の部分月食も含めると3時間半ほど天体ショーを楽しむことができました。
21時過ぎに空を見上げると、満月に地球の影が入り始めていました。
写真では輪郭が明るすぎてその様子が伝わりませんが、肉眼でもくっくりと左下が欠けた状態を見ることができましたよ。
その後、月食は徐々に進行して欠けた部分が赤くなり始め、皆既月食が最大となる22時30分ごろ空を見上げると、暗すぎて一目では場所が分からないほど赤銅色に染まった満月が観測されました。(肝心の月食はカメラの性能が悪いのか写真にはほとんど写りませんでした。スミマセン!)
その後満月は再び白くなり、一部が欠けた状態を経ながら0時11分ごろには完全な満月に戻ったようです。(この記事の写真は大阪市内で撮影したものです。月食が綺麗に写った状態を見たい方は、こちらの記事をご覧ください。)
日本で皆既月食が観測されたのは2015年4月以来約2年9か月ぶりで、次は7月28日に起きると予想されています。
1年に2回も皆既月食が見られるのは本当にまれだそうで、今回見られなかった人は半年後に再挑戦したいものですね。
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・皆既月食(2014年10月 / 2015年4月) 、スーパーマーズ(2016年6月)
・ふたご座流星群(2014年、2015年)