1948年(昭和23年)に寝屋川市上空で撮影された写真を入手しました。(読者さん投稿)
ポツポツと民家らしきものが立っている様子が見て取れます。そのほかは田んぼや畑などがほとんどでしょうか。
左側に何やら記号のようなものが書き込まれていますが、詳細は不明です。
↓こちらが現在の寝屋川市の航空写真です。
※GoogleMAPより引用
当然ですが、風景はかなり様変わりしています。一見すると同じ土地とはわかりにくいのですが、中央右側に寝屋川が流れているのがうかがえますね。70年以上経っていても川は変わらず今も同じ姿で残っています。
ほかにも見比べてみると、府道149号木屋門真線や、府道21号八尾枚方線と思しき道路の形が見て取れます。これらの道路は1948年当時にはすでに開通していたようですね。
また、149号線沿いにある西小学校や、幸町にある大阪府警寝屋川待機宿舎などの施設もすでにあるようです。反面、総合センター沿いの市道池田秦線や国道170号線(外環状線)、府道13号京都守口線(当時の国道1号線は堤防上のルートでした)などは見当たらす、当時はまだ作られていないことがわかります。
現在の寝屋川の街並みと比較するとなかなか興味深いですね。
1948年といえば、終戦後まだ3年。日本中が戦後の復興に尽力していた頃かと思います。
大阪・寝屋川も例に漏れず、戦時中に甚大な被害(葛原の空襲など)を被ったことが記録されています。
※出展:寝屋川市ホームページ「寝屋川市民の戦争体験記録集」
戦後まもない寝屋川の様子を感じ取れる機会はあまりありません。この写真もなかなか貴重なものではないでしょうか。
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※「おまむこ」さん、情報提供ありがとうございました!