錦町で建設工事が行われていた子育てリフレッシュ館「RELATTO」(リラット)が、このほど完成しました。
子供の遊びスペースや一時預かり保育室(webで予約)、子育て相談窓口などが設置された総合的な子育て支援施設で、京阪沿線の自治体では初の試みとなります。
7月21日(土)にグランドオープンを迎えるのを前に見学してきたので、その様子をお伝えします!
「RELATTO」が建設された場所は、寝屋川市駅南西の住宅街。2013年5月まで寝屋川市の教育委員会庁舎があったところです。(教育委員会庁舎として利用される前は児童会館だった歴史があり、周辺の住民の方からは「再び子供関係の施設ができる!」という好意的な意見が多いのだとか。)
横には駐車場が9台分、奥には駐輪場もあります。(駐車スペースが限られるので車での来館はおススメめしません。)
左手の開放的なキッズカフェは、保護者同士の待ち合わせなどに使えそうです。
施設の利用料金は、基本的にワンコイン!
1階の子供の遊びスペース「キッズスマイルパーク」を利用する際は、1時間分の料金(市内在住:250円/時、市外在住:350円/時)を先払いし、帰る時に延長分(市内在住:100円/30分、市外在住:150円/30分)を再度支払う形になります。(時間は利用者カードで管理。付き添いの大人も同料金。)
キッズスマイルパーク(約330平方メートル、利用時間:10~17時)の様子を見ていきましょう。
※寝屋川市提供
はじめにご覧いただくのは、想像力を働かせるクリエイティブゾーンです。
こちらのコーナーは建築士や子育ての専門家、母親の声などを取り入れて設計されたそうです。
いずれも屋外の公園では味わえないような遊び方ができそうです。
手で触っても汚れない&水がなくても固まる人工的な砂(マジックサンド)が使用されています。
お店のカウンター席みたいなスペースが用意されているので、お一人様でも遊べます。
0~1歳の赤ちゃん専用のベビーゾーンも完備されていましたよ。
アクティブゾーンでは、滑り台などの体を動かすための遊具が充実していました。
滑り台の周囲には数えくれないぐらいの青いクッションボールが。
ボールは奥の的に投げつけることができるようです。ただしこのゾーンにおもちゃの持ち込みは禁止されているのでご注意を!
中はトランポリンみたいな弾力を備えています。この手の遊具は寝屋川まつりなどのイベントで見かけそうですね。
回転させればハムスターみたいな気分が味わえます!ただし上に乗るのは厳禁です(笑)
電子レンジが設置されているので、飲み食いもできますね。(キッズスマイルパークで飲食可はベビー休憩室のみ)
子供向けの設計がもりだくさん。(基本的にトイレの設計は各階共通のようです。)
続いて階段orエレベーターを上がりまして、2階の未就学児を預かる保育フロアの説明に参ります。
保育士が面談を行ったりします。(仕切りのカーテンを下ろせばプライバシーも守られます。)
面談とは言っても子供を預ける理由などは聞かれないので、身構える必要はありません。(質問事項は子供の体調など。用事ができた時や少しリフレッシュしたい時などに1時間単位で最大6時間利用できるのが特徴です。)
受付を通った先に現れる保育ルームは、床暖房が完備されています。
オムツ交換などの際に体が汚れていれば、こちらのトイレで綺麗にできます。
その隣には医務コーナーも。
保育ルームは平日(月~金曜日)の9~17時に寝屋川市内在住の保護者が利用することができます。(利用料金は3か月~3歳未満が500円/時、3歳以上が400円/時。)スマートフォン向けの寝屋川市公式アプリ「もっと寝屋川」で24時間予約できるなど、利便性も兼ね備えているのが特徴みたいですよ。
子育て世代包括支援センター・ファミリーサポートセンターの別名があり、子育て関係の相談などができます。イメージ的には市立総合センター(池田西町)内にある保健福祉センターの出先機関なのですが、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援を行うのが目標だそうです。妊娠して母子手帳を受け取ったら、こちらにレッツゴー!ですね。
3階は子育てをしている保護者や子供同士が交流することを目指したフロアです。
セミナールームは3つあり、そのうちの1つがクッキングルームになっています。
残りの2つのセミナールームは、パーテーションで区切れば大きさを変えられます。
奥のミーティングルーム(2部屋)は子育てサークルなどが使用できそうですね。
これにて1~3階の説明は、以上になります!
7月21日(土)にグランドオープンする「RELATTO」(リラット)には、「relative」(こどもや両親、家族のための場)、「relaxation」(遊び、癒し、くつろぎ、憩いの場)、「relationship」(つながりを持てる、関わり合える場)という意味の頭文字の「rela」に「ぶらっと」、「ぱっと」(いつでも気軽に親子で利用できる場という意味)という意味が込められているそうです。
未就学児やその保護者に親しまれる施設になると良いですね。
【地図】
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