寝屋川の自動車変速機用部品メーカー・エクセディが単身者向けの新しい社宅を寝屋川市内(大成町)に整備したと発表しました。
完成した社宅は地上7階建てで、総戸数は86戸。本社の東側にある現地では、青いコーポレートカラーで「EXEDY」と表記された白い建物(写真手前)が姿を現し、隣接する既存の社宅(写真奥)も改装工事が進められている様子です。(元々この場所にはエクセディの古い社宅やカルチャーセンターがありました。)
この社宅の整備事業は製造業の企業文化を醸成する試みとして、ニュースでも取り上げられています。日刊工業新聞の記事(5月11日付)によると、
エクセディは本社近くに単身者用社宅インターナショナルスクエア(大阪府寝屋川市)を完成させた。86個収容し、投資額は約7億円。共同住宅の間取りで、共有部分にはカラオケ室やパーティー室を備えた。新入社員や出張者、海外からの技能実習生などグループ社員が生活・交流する場として企画された。
エクセディの清水春生会長は「”内なる国際化”を狙いとしている」と明かす。 同社はグローバルに同じ制服を着用するなどグループの一体感醸成に努めており、社宅は仲間意識を高めるのに一役買うと期待する。16年には三重県伊賀市の上野事業所にも、同じコンセプトの150戸規模の社宅を建設する計画だ。
※日刊工業新聞の記事から引用
とのこと。
社宅は近年「古臭い」、「コストがかかる」といった理由から処分されることが多くなっていますが、
企業の国際化を進めるにあたって、会社の内側から一体感を構築する狙いで社宅の機能を見直す動きが広がっているとのことです。
寝屋川を代表するグローバル企業、エクセディ。
※2014年8月撮影
一連の福利厚生策は地元への経済効果も期待できそうです。
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