4月21日に投開票された寝屋川市議会議員選挙(定数24)について、1票差で落選した候補者らから出されていた当選の効力等に関する異議申し出が棄却されたことが分かりました。
選挙管理委員委員会が「票の数え直し」や「最下位当選者(にしお勝成氏)の当選無効」などを訴える2人の申し出を受理し、一部の票の再点検・審理を行ったものです。
申し出が棄却されるまでの流れは、以下の通りです。
①1票差の次点で落選した候補(松尾信次氏)から異議申し出(4月26日)
・再度の全票集計を求める内容
②選挙人の女性から異議申し出(5月3日)
・再度の全票集計を求める内容
③選挙管理委員会が申し出に対して受理の審査(5月7日)
④一部の票の再点検を決定(5月23日)
⑤再点検を実施(5月31日)
2人の有効票と無効票の計5947票を対象に再点検を実施しました。(再点検の際は申出人等が立ち会い)
【有効票】
・にしお勝成(立憲民主党):2032票
・松尾信次(日本共産党、元職):2031票
【無効票】
・白紙投票:1189票
・白紙投票以外:695票
※敬称略。
その結果、2人の有効票から3票の疑義票が発見されました。
【にしお勝成氏の疑義票】
・「こしおかつなり」と書かれた票
・「にしおか」と書かれた票
【松尾信次氏の疑義票】
・漢字の「松尾」の一部が欠損した状態で書かれた票
⑥疑義票を審理(6月3日)
複写された3票の疑義票を選挙管理委員会が審理しましたが、「他に似た名前の候補者(西岡など)がいない」などの理由で、全て有効票として認められたようです。よって、2人の得票数は変わらず。
⑦2人の申し出の棄却を発表(6月6日)
最下位当選者(にしお勝成氏)の当選が有効であることが発表されました。
これにより、4月の選挙で当選した24人が市議会議員として4年間活動することになります。
今回の再点検とは別に、寝屋川市議会は議長に北川光昭氏(市議5期目、得票数は17番目)、副議長に村上順一氏(市議3期目、得票数は5番目)を選出したと発表しています。
【関連記事】
・2019年の市長選挙(北川市長の出馬見合わせ表明、告示、広瀬氏当選)
・北川法夫市長が退任。退庁式の様子(2019年5月28日)
・広瀬慶輔新市長が寝屋川市役所に初登庁(2019年5月29日)