寝屋川市が新型コロナウイルスワクチンの管理温度の超過により85バイアル(510回接種分)を廃棄したと発表しました。
集団接種会場の寝屋川市立西北コミュニティセンター(松屋町)において、ワクチン保存用の冷凍冷蔵庫のコンセントが抜けている(ワクチンが溶解している)のが見つかったための措置で、原因の解明を行っているということです。
寝屋川市が6月20日(日)に配信したメールによると、概要は以下の通りです。
・コンセントが抜けているのが判明したのは6月19日(土)
・ワクチン接種会場の運営は委託事業者、施設管理は市が行っている。
・委託事業者からは、接種事業完了後に最終確認を行い冷凍冷蔵庫のコンセント及び電源が入っていることを確認したという報告がある。
・市も機械警備に異常がなく夜間の侵入は無いことを確認済み。
・19日(日)時点で原因解明のため、警察による現場確認や委託事業者のヒアリングを実施中。
・引き続き被害届の提出を含め、警察に相談を続ける予定。
・6月19日(土)のワクチン接種は代替のワクチンを使用して予定通り実施された。
冷凍冷蔵庫のコンセントは18日(金)の接種完了後(17時半ごろ)から19日(土)昼までに抜かれたと考えられています。19日(土)の集団接種は他の会場も含めて予定通り実施されたものの、20日(日)時点で原因は分かっておらず、警察に被害届を提出することも検討しているようです。
寝屋川市では新型コロナワクチンの個別接種(各医療機関)と集団接種を進めていて、以下の会場が集団接種会場として使用されています。
<固定会場>
※市内の接種場所より
・コミュニティーセンター4か所(東・西北・西南・東北)
・市民体育館
・市立保健福祉センター
・学び館
・イオンモール四條畷
<移動会場>
・市立小学校(移動会場)
今回の廃棄は今後のワクチン接種のスケジュールに影響なく、市民が迅速にワクチンを接種できるよう接種体制の更なる拡充を進めていくとのこと。
【関連記事】新型コロナウイルス関連の記事
・寝屋川市が新型コロナの「ワクチン接種実施本部」を設置(2021年2月)
・新型コロナの「ワクチン集団接種訓練」の様子(2021年3月)
・寝屋川市でワクチンの接種が始まった様子(2021年4月)
※「東寝屋川市民」さん、「カンガルー」さん、情報提供ありがとうございました!