2015年に入ってから寝屋川市内で発生した交通事故の死亡者が、既に3人に到達したと寝屋川警察署が発表しました。
発生した死亡事故の件数も3件で、2013年の4件(死者4人)、2014年(11月末の時点)の5件(死者5人)に迫る勢いです。(交通事故の具体的な発生個所や事故の累計は、大阪府警察の公式ホームページで見ることができる。)
それらの事故は2週間以内に発生しているため、交通死亡事故多発警報が発令されました。
具体的な事故の内容について、詳しく見ていきたいと思います。
①明和(市道、1月7日午後5時34分ごろ)
1件目は、明和付近(東寝屋川方面)で普通貨物自動車と歩行者(高齢者)が接触したというもの。時間帯は日没後間もない夕方でした。
②石津中町北交差点付近(国道170号線、1月13日午前9時3分ごろ)
2件目は、約1週間後に国道170号線(旧1号線)で発生しています。乗用車が交差点を左折しようとしたところ、直進中のバイクを巻き込みました。
事故は大阪方面行きの車線で起きたとみられ(路地側の道路が一方通行になっている)、元々左折する車が多い(川沿いに進めばイオンモール寝屋川方面へショートカットできる)危険スポットです。
③緑町付近(国道170号線、1月18日午前9時32分)
3件目は、イオンモール寝屋川近くの国道170号線で発生しました。直進していた軽自動車が右折してきた自転車(高齢者)をはねたようです。(時間帯は、2件目とほぼ同じ。)
軽自動車は成田山境橋口方面(写真奥)へ向かっていたのではないかと推測されますが、詳しい状況については非公表のため不明です。
3件の事故内容を整理すると、3人の死者は生身をさらす立場(歩行者、自転車、バイク)で、うち2人が高齢者という点が挙げられます。
寝屋川市内の交通事故は軽微なものも含めると年間数百件単位で発生していますが、この3件は重大な結果をもたらす条件がそろっていたのかもしれません。
普段町を歩いたり車を運転したりしていると、なかなか自分が事故に遭うことは想像しづらいもの。
身近な所で事故が起きていることを知ると、身が引き締まる思いです。
皆さんも注意しましょう。