大気汚染や健康被害の原因となる微小粒子状物質「PM2.5」が中国から飛来し、寝屋川市内の2月25日の濃度は環境基準の倍近くを観測しました。
LINK:中国からPM2.5飛来、日本各地で高濃度を観測(2014年2月25日付 TBSニュース)
PM2.5とは、直径2.5μm(マイクロメートル)以下の大気中にある浮遊物質で、肺の奥まで入り込みやすく、高濃度を長期間吸い続けると、ぜんそくを起こしたり肺がんのリスクが高まると言われています。
環境省は暫定的な環境基準を1日平均35μg/m3に設定していて、それを超えると注意喚起(屋外での長時間の激しい運動や外出をできるだけ減らすなど)が行われます。
寝屋川市役所屋上で観測されている測定値(今月分)をグラフにすると、以下のようになります。
※大阪府の公式ホームページから引用
2月25日の数値が1日平均50μg/m3に達し、跳ね上がっているのが分かります。
冒頭にリンクを貼った記事によると、「26日は25日よりも濃度が下がる」と予想されていますが、26日も午前から正午にかけて濃度はむしろ25日よりも高まり、霞んだ天気となりました。
26日に大阪府のPM2.5に関するページを閲覧すると、アクセスが集中して閲覧しにくくなる現象が発生。PM2.5の濃度が高くなったのは全国的な傾向で、福島、新潟、富山、石川、福井、大阪、兵庫の各府県などが注意喚起を行いました。
そう言えば、昨日~今日の寝屋川市内は全体的に霞んでいたものの、マスクをしている人はほとんどいなかったような気がします。
花粉症の季節が本格的に到来すると、マスクが必需品の日が続きそうです。