寝屋川市が派遣労働者に対して派遣元を通さずに直接指示を行う偽装請負を行っていたとして、労働局に是正指導を受けています。
LINK:寝屋川市が偽装請負 労働局が是正指導 派遣元通さずに直接指示(2013年12月7日付産経新聞)
kotobankによると、偽装請負とは、
契約上は注文主と労働者との間に指揮命令関係を生じない「業務請負」の形式をとっているにも関わらず、実際には注文主の指揮命令下で労働者に業務を行わせること。
を指します。労働者派遣法では、請負者が労働者を注文者の事業場に供給するだけで、実際には労働者が注文者から直接作業の指揮命令を受けて働くということを禁止しています。偽装請負について詳しく知りたい方はwikipediaの項目を見ていただくとして…
寝屋川市役所は派遣労働者に対して、複雑な業務を直接指示していたため、偽装請負として是正指導を受けました。
偽装請負は一時期キャノンやニコンといった製造業で問題となりましたが、行政でも派遣社員が多く活躍しているみたいです。
人材派遣会社を介さずに自前でアルバイトを雇用すれば、直接指示できますし、人材派遣会社にマージンを払わなくてすむと思うのですが、市役所なりにいろいろと事情があるんでしょうね。(アルバイトといえども一度雇用すれば簡単には解雇できないでしょうし…)