マチコロ寝屋川の公式スポンサーで「きららみらい薬局」を運営する「J.みらいメディカル」。
PCやスマートフォンの画面にピンク色のバナー広告が表示されているのを見かけることかと思います。
バナー広告に加えて、特集を組んで会社をPRする広告記事も掲載しているのですが、
広告記事に関しては前回の掲載から4か月経っているので、この会社の概要を軽くおさらいしたいと思います。
J.みらいメディカル(本社:大阪市都島区、公式ホームページ)は大阪府、京都府内で「きららみらい薬局」(一部はサクラ薬局)を20店舗展開している会社です。(保険調剤事業以外にも一般医療医薬品・介護用品の販売、在宅介護支援事業、飲食店を手掛けています。)
「きららみらい薬局」は京阪沿線に店舗が多く、そのうち昨年まで本社のあった寝屋川市には6店舗を展開しているのが特徴です。
※東寝屋川店
【寝屋川市にある店舗】
・緑町店(緑町、青樹会病院すぐ)
・楠根店(楠根南町、嶋元医院となり)
・大利店(東大利町、ベル大利商店街出てすぐ)
・早子店(木田町、香川クリニックとなり)
・昭栄店(昭栄町、香の川製麺近く)
・東寝屋川店(打上元町、JR寝屋川公園駅前)
・香里園店(枚方市香里園町、関西医大香里病院すぐ)
きららみらい薬局では処方箋に基づく調剤業務だけでなく、身近な健康相談の場所になるために様々な活動を行っています。例えば、健康や医療を軸にしたコミュニティーづくりを目指して、地域住民の方々に気軽にご参加していただける健康イベント「きららみらいカフェ」を各店舗で開催しています。また薬学部の進学を目指すコースのある大阪国際滝井高校の生徒さんが職場体験を行う高校生実習というのも行っています。
高校生実習は3月の記事で取り上げたので、今回は薬剤師さんが健康相談を行う「きららみらいカフェ」の様子を取り上げることになりました!「きららみらいカフェ」はほぼ毎月どこかの店舗で開催されており、取材では緑町店にお邪魔しました。
地図ではこちら。
旧イオンモール寝屋川の裏側にある住宅街の店舗ですが、病院のすぐ横という立地からか、中はけっこう広いです!
薬局内には患者さんや地域の方の健康の助けになるように、処方箋がなくても購入できる市販薬、健康食品、敏感肌用化粧品などの各種商品や血圧を測る機械などが置かれています。
これらの商品は基本的に薬剤師や管理栄養士の視点で選ばれたものとなっています。要点を分かりやすく説明したポップも可愛らしいです。
前回の記事でご紹介したハズキルーペと、置くだけでダニを集めて退治できる「ダニ捕りロボ」もありますね。
きららみらいカフェが始まる前に打ち合わせとして、案内役の副社長・南さんにお話を伺いました!
筆者:本日は宜しくお願いいたします!
南さん:こちらこそ宜しくお願いいたします!
筆者:緑町店は今日初めて来たのですが、なかなか広いですね
南さん:そうですね、広い方だと思います。緑町店はきららみらい薬局の1号店になるので、開局してから20年以上になります。現在勤務している薬剤師よりも古くから薬局を知ってくださっている患者さんも多いです。
筆者:調剤薬局として地域に根差しているということですね。本日行う「きららみらいカフェ」とは、どのような感じなのでしょうか?
南さん:お店に数人の地域の方が集まって健康に関する勉強会のようなものを開いています。薬剤師からの一方通行ではなく、お茶やお菓子を食べながら相互に話し合うカフェのような感じで行い、気軽に来ていただくことを目指しています。
テーマ(熱中症、漢方など)はお店によって異なり、子供の患者さんが多い店舗だと子供向けの内容にしたり、薬科大学から実習に来ている薬学生さんが講師役を務めたりすることもあります。当社には管理栄養士がいるので栄養相談会も行っています。
8月1日(木)には京阪千林駅前(大阪市旭区)に「きららみらい星の子Cafe」という管理栄養士提案型健康カフェがオープンしました。
管理栄養士が常駐し、健康を考えたランチやスイーツを提供しています。お食事を取りながら栄養についてもご相談いただけるのも特徴です。薬局も隣接しているので、同時に薬剤師によるお薬の相談もできます。
★きららみらい星の子Cafe
・住所:大阪市旭区清水1丁目19-19
・電話番号:06-6958-0015
・営業時間:
ランチ:11~15時(ラストオーダー14時30分)
カフェ:13~17時(ラストオーダー16時30分)
※かき氷は夏季限定(9月いっぱいまで)
・定休日:日曜日、祝日
・公式ホームページ
・Facebook
・インスタグラム
筆者:本物のカフェまで作ったのですか!健康に対する会社をあげた姿勢が感じられますね。今度行ってみたいと思います!
南さん:ありがとうございます。普段栄養が偏っているように感じておられる方にはぜひ行っていただきたいです。
きららみらい薬局では告知して行うイベント以外でも、日ごろから健康に関する相談をいただくことは多いです。例えばそちらの棚にオムツが販売されていますが、「オムツはどういったものを使ったら良いのか?」というようなご質問もいただきますね。
補聴器を使うほどではないが「補聴器って、どうなの…?」ぐらいのご質問も気軽にしていただければと思います。定期的に「聴こえの相談会」も行っています。
筆者:色々質問されるということですが、そういった知識はどのようにして仕入れているのでしょうか?
南さん:社内の勉強会のほか、大学や製薬会社などに行って勉強することもあります。医療は常に進化しているので、新薬だけでなく、健康に関する知識は常にアップデートするようにしています。
社会的に定着したメタボリックシンドロームという言葉は昔はなかったですし、本日のテーマ「ロコモティブシンドローム」もご存じない方が多いのではないかと思います。
筆者:ロコモティブシンドロームとはどういった症状でしょうか?
南さん:2007年に日本整形外科学会から提唱された概念で「運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態」のことを言います。「骨粗しょう症⇒寝たきり⇒介護が必要になる」など、介護が必要になる原因の1つとなっています。
詳しくは講師役の薬剤師・尾北が後ほどご説明いたします。
南さんと話していて時間になると、9人の参加者(常連さん、初めての方など色々です)が集まり、きららみらいカフェが始まりました!
参加者:(杖を突いて現れた尾北さんを見て)どうされたんですか…?
尾北さん:子供とバレーボールをしていたら右足を肉離れしてしまって…。足が動かないと不自由過ぎて何をする気も起こりませんね。今回は運動器に関する話をちょっとした体操を交えながらしようと思ったのですが、説得力がなくてすみません(笑)
参加者一同:笑い
尾北さん:それでは始めていきましょう。
和やかな雰囲気になり、カフェはスライドを印刷した紙芝居方式で進んでいきます。
尾北さん:皆さん、ロコモティブシンドロームという言葉を聞いたことがありますか?ロコモティブシンドローム(ロコモ)とは和訳すれば運動器症候群といって、関節や骨、筋肉などの機能が低下することによって、寝たきりになったり介護が必要になったりする危険性が高い状態のことを言います。
若いころよりも運動器の機能低下や骨密度の低下などが進む40歳以上で4700万人いると推定され、何と3人に1人は寝たきりの予備軍なのです!
これからの時代は実際の寿命と約10年の差がある健康寿命(介護を必要とせずに過ごせる年齢のこと)を延ばすことが重要です。
健康寿命を延ばす10の生活習慣があるのですが、中でも定期的、継続的に体を動かすのが効果的です。
今回はちょっとした体を動かす予防医学の実践を紹介したいと思います。
皆さんは腰や膝、肩が「動かすと痛くてつらい」「痛いから動きたくない」と思ったことはありませんか?もし当てはまるなら、あなたはロコモかもしれません。
ひざ痛が起こる流れとして、長年の運動不足が原因で膝の内側の筋肉が衰える。O脚が進行し、ひざ関節が内側に傾いて軟骨同士がぶつかりやすくなることが挙げられます。
尾北さん:そこで「簡易版・関節包内矯正」をご紹介します。
1つ目は痛みを消すテニスボール療法です。
まず、テニスボールを1個用意します。続いて平らな場所に座り、テニスボールを膝の裏側に挟んで仰向けになります。
そのことにより、関節の隙間を広げることができます。1回30秒を左右1セット、1日3回まで行ってください。
続いて膝の曲げ伸ばし入浴をご紹介いたします。
①お尻を浴槽の底につけ、膝をまっすぐに伸ばします。
②腕で膝を抱えるようにして、かかとをお尻につくぐらいまで曲げ切ります。
これを5~10回繰り返します。関節可動域を広げる膝の曲げ伸ばし入浴の意義としては、関節は温まると動きが良くなるので、より痛みを感じずにスムーズに動かすことができる点です。
参加者A:お風呂の中なら無理せずにできそうですね。
尾北さん:ひざ痛を防止するには正しい歩き方も重要で、一歩一歩足の親指を意識して歩く「綱渡りウォーク」を一度試してみてください。
膝の内側に力が入り、これが内側広筋を鍛えることになります。
また歳をとってくると若いころよりも筋力が低下して前かがみの姿勢になりがちです。前かがみの姿勢を正すように意識してください。
何か1つでもやっていただけたらと思います。私も実践してみたいと思います。
尾北さん:最後にあなたがロコモかどうかは、この製薬会社のパンフレットに掲載された「ロコチェック」と呼ばれる質問票を使って簡単に確かめることができます。
7項目に当てはまるかを調べ、現在の体の状態を確認してみましょう!
参加者A:最近あまり歩いていないですね。
参加者B:私は片足立ちで靴下がはけないかも…。
参加者C:私は1日に2万歩以上散歩していますね。今日は3万歩近く歩きました。
一同:3万キロも…!?
尾北さん:皆さんはここに来られているぐらいなので健康に対する意識が高い方が多いですね。7項目のうち1つでも当てはまると、ロコモの可能性があります。ぜひ参考にしてみてください。
本日はどうもありがとうございました。お帰りの際は、お土産をお持ち帰りください!
これにて本日の「きららみらいカフェ」は終了しました。
今回の記事で「きららみらい薬局」は薬に関するあらゆる相談に応じる(かかりつけ薬剤師・薬局の機能)だけでなく、市販薬や健康食品に関することや介護・食事・栄養摂取に関することにも力を入れているのが伝わったのではないかと思います。
「きららみらい薬局」は寝屋川市内に6店舗(住所が枚方市香里園町になる香里園店も含めると、実質的に7店舗)あるので、処方箋がある方もない方も、ぜひ一度足を運んでいただければと思います!
それでは長文をご覧いただき、ありがとうございました!
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