12月17日(火)夕方に放送された「報道ランナー」(8ch)で、寝屋川市が10月から始めた「監察課」(市長直轄の部署)を用いた学校のいじめ対応策が取り上げられたみたいです。
番組では、監察課(弁護士資格を持つ職員やケースワーカーの経験がある職員で構成)がいじめ事案の発覚当初から被害生徒、加害生徒、保護者、教員などに積極的に関与し、調整・調査・要請・勧告を行う体制を詳しく紹介。(詳しくは10月の記事をご覧ください。)
〈監察課の業務の流れ〉
①いじめ事案の発生
②学校、いじめ防止対策委員会(学校内)、当事者などから監察課への通報
③ケースワーカー等がいじめの事実、程度を調査した上で「いじめ判定会議」を開催し、監察課で対応する「いじめ事案」かどうかを判定する。
④「いじめ事案」と判定した場合は、被害生徒・加害生徒・保護者。教員等へ聞き取りを行い、いじめ是正に向けたアプローチを行う。
★フロー図
※寝屋川市企画三課提供
※寝屋川市企画三課提供
ご覧になられた方によると、いじめ加害者の出席停止を市長が勧告できるメリット・デメリットなどについて分かりやすく解説し、「寝屋川市の新しい処方箋の効果はいかに」という形でまとめられていたようです。(コメンテーターの山田啓二前京都府知事は「トップが介入したくなる気持ちは分かる。劇薬」「市長のパフォーマンス的な要素が入る余地もなくはない」という趣旨の発言をした模様です。)
制度導入直後は多くのテレビや新聞で取り上げられましたが、2か月たった今も特集されるのはそれだけインパクトがあるのだと思います。
放送後の記事化になり申し訳ありませんが、寝屋川市がテレビで話題になっていたというお話でした。
【関連記事】
・広瀬慶輔新市長が寝屋川市役所に初登庁(2019年5月29日)
・寝屋川市がいじめ問題に対応する監察課を設置(2019年10月)
・寝屋川市が4月以降に実施する窓口改革を発表(2019年12月)
※「パスタ好き」さん、情報提供ありがとうございました!