新春恒例の「合同消防出初式」が淀川河川公園太間地区(寝屋川市)で1月12日(日)に行われました!
枚方寝屋川消防組合の消防職員と枚方市消防団・寝屋川市消防団の消防団員が一同に集まり、仕事始めを祝いました。
今回の記事では、式の流れにのっとってご紹介していきたいと思います。(式次第の写真がないので、昨年の物を掲載しておきます。ほとんど変更なしです。)
出初式は奇数年が枚方市(淀川河川公園枚方地区)、偶数年が寝屋川市で開催されているのですが、枚方と寝屋川の消防団員・消防車が向き合う構図はどちらの会場も同じです。(見やすさはアクアシアターという階段付きの円形広場がある枚方地区に軍配が上がります。)
開式を宣言していると、すぐに大阪市消防局のヘリコプターが飛んできて、メッセージ(後ほど読まれました)を落とします。
公園の上を旋回して戻っていく動きもあり、なかなか見ごたえのある演出でした。
続いて消防車89台が一斉にサイレンを鳴らす一斉吹鳴を行います。
これだけの台数(枚方寝屋川消防組合:13台、枚方市消防団:43台、寝屋川市消防団:33台)が集まると、めちゃくちゃ迫力がありました。このパフォーマンスは人命を守る決意表明と機械器具の報告を兼ねているようです。
広場中央に陣取った消防車の退散後に、消防署員と消防団員による入場行進が行われました。
オレンジ軍団の国際救助隊、青い軍団の緊急消防救助隊なども。
消防団員の割合が圧倒的に多いとはいえ、これだけの人数が集まっても通常の救急体制には何ら影響はないそうです。(さすが大阪府で3番目の規模を誇る消防体制ですね。)
年頭の辞は、今年は寝屋川市の担当です。広瀬慶輔市長、
国旗の掲揚や全国で殉職した消防職員・消防団員に向けた黙とうなども行われました。
昨年は大阪府北部地震が起きたのを受け、倒壊した家屋から閉じ込められた人を救助する実践的な訓練が行われました(昨年の動画)が、
今年から再び梯子上で行う伝統的な技の披露に戻ったようです。
肉体・精神力を鍛え上げた隊員しかできない技を「ワンチーム」(技の説明の放送)で繰り返し、
大規模災害などが発生しても人命を守りぬくことを決意して訓練披露は終了しました。
続いて、淀川に向かって一斉放水が行われました。
上空にブ~ン!という音を立ててドローン(情報収集用)が飛んでいるのが昨年までと異なり、印象的でした。
表彰や国旗の貢納などが行われて式典は終了した模様です。
地震体験車や煙体験ハウス、AEDの使い方など、たくさんの学習型コーナーが並んでいます。
長蛇の列ができるぐらい子どもに人気だったのがコレ。ミニ消防車乗車体験。
こちらは災害現場への派遣などで活躍する支援車(ベースはデザイン的にいすゞのギガ)です。
消防は自衛隊のようなサバイバル訓練はあまりしないと思いますが、このような車両の必要性は年々高まっていることでしょう。
はしご車の乗車体験が人気だったのは、例年通りです。先着200人の整理券はすぐに配布が終わったみたいです。
出初式は消防関係者だけでなく、家族連れなど多くの人で賑わっている様子でした。
今年は1年間大きな災害などがない1年になると良いですね。
【地図】
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