新春恒例の「合同消防出初式」が淀川河川公園枚方地区で1月13日(日)に行われました!
枚方寝屋川消防組合の消防職員と枚方消防団・寝屋川消防団の消防団員が集まり、仕事始めを祝いました。
今回の記事では、式の流れにのっとってご紹介していきたいと思います。
まずは第1部の式典から。式典はアクアシアターという円形広場で行われました。
出初式は奇数年が枚方、偶数年が寝屋川(淀川河川公園太間地区)で開催されているのですが、公園として整備された枚方の方が式典の様子が見やすい感じです。(枚方と寝屋川の消防団員・消防車が向き合う構図はどちらの会場も同じです。)
すぐに大阪市消防局のヘリコプターが飛んできて、偉い人が書いたメッセージを落とします。
公園の上を旋回して戻っていく動きもあり、なかなか見ごたえのある演出です。
メッセージ(後ほど読まれました)は大きな被害が出た大阪府北部地震(2018年6月)や台風21号(2018年9月)などに触れた内容だったと思います。
続いて消防車が一斉にサイレンを鳴らす一斉吹鳴!
これだけの台数が集まると、めちゃくちゃ迫力がありました。ちなみにこれは機械器具の報告も兼ねているようです。
広場中央に陣取った消防車の退散後に、消防署員と消防団員による入場行進が行われました。
緊急消防救助隊は熊本地震などにも派遣されたそうです。
消防団員の割合が圧倒的に多いとはいえ、これだけの人数が集まっても通常の救急体制には何ら影響はないそうです。(さすが大阪府で3番目の規模を誇る消防体制ですね。)
国旗の掲揚や全国で殉職した消防職員・消防団員に向けた黙とうなども行われました。
最もインパクトがあったのは、訓練披露です。
昨年まではロープを使った中州救助や梯子上で行う伝統的な技などを披露していましたが、昨年6月に大阪府北部地震が起きたのを受け、今年は倒壊した家屋から閉じ込められた人を救助する想定の訓練が行われました。
クレーン操作やコンテナごと資機材を積むことができる高度救助用の車両が登場します。
がれきが散乱して家屋に近づくことができず上空からロープで突入し、淀川から来たボートに要救助者を乗せて救出する想定です。
訓練された精鋭隊員のチームワークたっぷりなパフォーマンスにより、短時間で救助が行われていきます。(デジカメで撮ったので手振れがひどいです。汗)
大規模災害などが発生しても人命を守りぬくことを決意して訓練を終了しました。
続いて、淀川に向かって一斉放水が行われました。
訓練と放水を目当てに見に来ていた人は多かったようで、この後観客が一気に減りました(笑)
地震体験車や煙体験ハウス、AEDの使い方など、たくさんの学習型コーナーが並んでいます。
長蛇の列ができるぐらい子どもに人気だったのがコレ。ミニ消防車乗車体験。
初めて存在を知ったのが、災害現場への派遣などで活躍するこちらの大きな車両(ベースはデザイン的にいすゞのギガ)です。
消防は自衛隊のような野外訓練はあまりしないと思いますが、このような車両の必要性は年々高まっていることでしょう。
はしご車の乗車体験が人気だったのは、例年通りです。先着200人の整理券はすぐに配布が終わったみたいです。
天気が良かったこともあり、本当に多くの人でにぎわっている様子でした。
今年は1年間大きな災害などがない1年になると良いですね。
【地図】
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