香里ヌヴェール学院中学校・高等学校(美井町)の校舎にデジタル掛け軸を映し出す「〜Light Up Nevers〜プロジェクションアートプロジェクト」が11月27日(土)、開催されました。
「Light Up Nevers」は新型コロナウイルスの影響で立て続けに学校行事が中止・延期になる中、生徒を元気づけようと企画されたイベント。
宝塚大学東京メディア芸術学部の渡邉研究室(公式ホームページ)の協力でデジタル掛け軸を投影し、香里ヌヴェール学院の音楽系クラブの演奏とともにYouTubeでライブ配信されました。
香里ヌヴェール学院で記念すべき第1回となるこのプロジェクト。
イベント開始前には玄関前に宝塚大学の学生と、このプロジェクトを主体となって進めている香里ヌヴェール学院の有志(26人)の姿が。
こちらが投影する資機材です。高校生がインスタライブで準備の様子を中継しているのが今風です。
開始時間が近づくと、生徒と先生が円陣になって「頑張ろう」と一致団結する光景が見られました。
開会式が始まったのは、17時40分ごろ。司会進行は会議の様子を伝える記事でインタビューに答えてくださった石井さん(高校2年生)、挨拶したのは学校法人聖母女学院の赤野理事長とプロジェクトリーダーの大森さん(同)です。
赤野理事長は「光はカトリック教でも特別な意味を持ちます」「コロナの影響を受けている人、全ての人に希望の光をお届けします」などと挨拶。
大森さんが感謝の気持ちを伝えた後に5からカウントダウンすると、デジタル掛け軸がライトアップ!
デジタル掛け軸(D-K)は、世界的アーテイストの長谷川章氏が創作した全く新しい芸術です。プロジェクションマッピングと似ているように見えますが、デジタル掛け軸は物語性のある映像ではなく「ゆったりとした空間」を感じられるのが特徴です。
デジタル掛け軸の投影が始まると同時に中学校・高校の吹奏楽部が「彼方の光」を演奏。その次に中高コーラス・ハンドベル部が「We Wish You a Merry Christmas」や「Carol of the Bells」を披露。両手を使って鳴らすハンドベルは、クリスマス前の季節にピッタリでした。
続いて小学校の合唱団が正面玄関前で「Power of dream」と「Let’s sing a song」を歌いました。歌声が透き通っていただけでなく、「Power of dream」のサビの部分では手の動きも見ることができました。
小学校の吹奏楽部は再び右側で発表を行い、曲は「魔女の宅急便メドレー」と「夜に駆ける」でした。
中学校・高校の軽音楽部もパフォーマンスを披露しました。メドレーが中心だったのですが、今の高校生が生まれる前に発表された「First Love」を歌っているのは、とても新鮮でした。
これらの映像は、ライブ配信されたYouTube動画でもご覧いただけます。
今回のイベントは新型コロナウイルスの影響で行事が少なくなっている生徒を元気づけただけでなく、地域の人に学校のことを知ってもらうきっかけにもなったようです。
YouTubeの配信は12月末頃までを予定しています。
ぜひYouTubeを再生してみてください。
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