京阪電鉄寝屋川車両基地で毎年恒例の「ファミリーレールフェア」が10月20日(日)に開催されました。
このイベントは「鉄道の日」(10月14日)を記念して普段は入ることができない車両基地内が一般公開されるもので、今年も家族連れなど数多くの人が訪れました。
ファミリーレールフェアのプログラムは、大きく分けてエントランスゾーン、工場ゾーン、車庫ゾーンの3か所に分かれています。
まずは、手前にあるエントランスゾーンを見ていきましょう。(今年は好天に恵まれて外を出歩きやすかったです。)
建物の中では、鉄道部品の販売&オークションが行われていました。
ヘッドマークの多くは最低価格3万円でセリにかけられていたわけですが、最終的にいくらぐらいの値が付くのでしょうね。
外に出まして、ふれあい広場では色々なグッズが販売されていました。
お土産を買い求める人で賑わっている様子でした。
最初に目につくのは、座席指定型車両「プレミアムカー」(2017年8月のダイヤ改定で登場)の実車の展示です。
車内で快適な3列シートを体感することができるのですが、時間待ちが長かったので諦めました…。
その奥で行われていたのは、クレーンが電車を持ち上げて構内を移動させる作業です。
何十トンもある電車が前後に移動する様子は、圧巻でした!
場内では、人を乗せて走るミニ電車が運行されていました。実際に動くという点が子供に人気だったようです。
10年以上前に引退したパタパタ式の表示器を使った「行先表示器でスロット」も、健在です。
「普通 寝屋川市行き」を奇跡的に3つそろえた人がいて、周囲からは驚きの声が上がっていました。
駅の放送が聴ける装置(くずはモールにあるやつ)や踏切スイッチ操作も好評で時間待ちを伴う行列ができていたようです。
ドアの開閉やブレーキ操作などを体験する技術的なコーナーがありました。
スムーズにカーブが曲がれる車輪(線路の内側と外側の距離の違いに対応できるように角度がつけてある)の秘密は、特に分かりやすかったです。
その後ろには電車の台車が、たくさん並んでいました。ハンマーによる検査も体験できたようです。
続いて外の車庫ゾーンを見ていきます!
2014年11月の記念乗車会で車両基地内を復活走行した「びわこ号」が展示されていました。
廃車になった車両は解体されがちですが、このような形で保存されているのは高評価です。
毎年お馴染みの綱引き体験も。子供の力でも何十トンもある電車が動くなんて、すごいですね~。
一番人気だったのは、乗車した状態で洗車機の中を通り抜ける洗車体験です。
洗車機・構内を10~15km/hほどのスピードで走行し、検査基地の中で折り返す内容です。2年前に撮影した動画を載せておくので、体験したい方は再生してみてください!
1回で何百人もの人が乗り込み、乗り降りが完了次第ピストン運行される人気ぶりだったようです。
ほとんど見たことがないような車両ですが、終電が終わってから走っているのでしょうか。
他にも一般の通勤車両(「臨時快特 寝屋川市行き」の6000系など)がたくさん展示されていましたよ。
紹介したのは一部ですが、お楽しみいただけたでしょうか。長文をご覧いただき、ありがとうございました!
【地図】京阪電鉄寝屋川車両基地
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(大阪府寝屋川市木田元宮2丁目1-1)
【関連記事】
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