京阪電車の5000系車両を使用した臨時団体列車が8月22日(日)午前11時45分ごろ、萱島駅を通過しました。
この臨時団体列車は、5000系が9月頃に引退するのを記念して企画された「5000系ありがとう寝屋川車庫洗車体験会」のものです。5月の運行予定が一度中止になったものの、列車運用の見直しで5000系の引退が3ヶ月延期されたことや感染拡大状況などを鑑み、3ヶ月遅れの開催が実現した経緯があります。
「5000系ありがとう寝屋川車庫洗車体験会」(中之島駅→三条駅)
※出典:5000 系車両引退記念イベントを開催します(京阪電車プレスリリースPDF)
・実施日:2021年8月22日(日)、8月28日(土)
・受付場所:中之島駅コンコース(改札外)
・行程:中之島駅→寝屋川車庫(洗車体験)→淀駅(トイレ休憩)→三条駅(解散)
・参加費:4000円(税込み)
・定員:毎回140名
臨時団体列車は中之島駅から寝屋川車庫(洗車体験)を経由して三条駅まで運転されました。募集定員が少ない関係で参加できなかったのですが、5000系の最後の勇姿を外から見てきた次第です。
撮影した場所は、萱島駅の京都方面行きホームです。
11時40分頃になると、1番線の電光掲示板に珍しい?「通過」の表示が。
通過の放送が入ってやってきました、5000系。
前面の左側に団体、右側に5000系50周年のヘッドマークを付けています。これはレア度が高いです。
車体の側面には1両あたり5枚のドアが。(今回の臨時団体列車は3ドア車として運行)
通過のため撮影のチャンスは短かったですが、貴重な写真を撮ることができました。
5000系(Wikipedia)は、1970年に登場したドアの枚数(3ドアor5ドア)を切り替える機能がある車両。
締め切ったラッシュ用ドアの部分に座席を増やすことができるのが有名ですが、2021年1月のダイヤ改定で5ドア車としての運用を終えて以降は、廃車が進んでいるようです。
このイベントは8月28日(土)にも開催される予定なので、5000系を見るチャンスはまだ残っていると言えそうです。
詳しく知りたい方は、7月27日(火)に発表された京阪電鉄の報道発表資料(PDFファイル)をご覧ください。
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