1月13日(土)に寝屋川市駅前のアルカスホールで「English Presentation Contest 2017」(第6回イングリッシュ プレゼンテーション コンテスト)が開催されました。
このコンテストは、英語による意見発表の場を提供することにより、新しい時代を切り開く力とグローバルな視点を持ち、自分の住む地域や国際社会を舞台に活躍できる人材の育成を目指すもので、今年で6回目の開催です。(寝屋川市の報道発表資料からほぼ引用。)
今回は11月15日の予選を勝ち抜いた市立中学校に通う生徒12人が発表に臨み、自身の考えを発表しました。
コンテストが始まると、司会の注意事項の説明なども全て英語で行われ、日本語は一切無しの状態です。
発表は1人4分で、発表の後には審査員との英語での質疑応答も行われます。
12人の発表内容は、以下の通りです。
①The most important thing for us(第九中学校 女子)
外国人の考え方を自分に取り入れ、他の人にも伝えていきたいことについて
②My favorite detective(第五中学校 男子)
世界中で有名な探偵「シャーロック・ホームズ」について
③The First Step(第二中学校 女子)
2001年にアメリカで起こった同時多発テロを通して、情報の真偽について
④Passionate English(第五中学校 女子)
英語力を身に着ける点で文法以外に欠かせないことについて。「世界の果てまでイッテQ」という番組やタレントの出川哲郎さんが登場しました。
⑤The pictures and the world(第四中学校 女子)
絵には言葉を超えた力があることについて
⑥Music makes everyone happy(第三中学校 女子)
8歳の頃から習っている電子オルガンをはじめとする音楽は、言葉を超えて世界を幸せにできることについて
⑦Peace and Language(第三中学校 女子)
外国人に日本語を教える日本語教師になるという自分の夢や、お互いの理解が平和につながるということについて
⑧Understanding through Anime(第九中学校 女子)
アニメを通じた日本と外国の文化の違いや相互理解について。発表ではポケモンが登場しました。
⑨The World and Me(第七中学校 女子)
ネパール生まれ、日本育ちの自分が通訳になって両国の懸け橋になりたいことについて
⑩The World and Me(第八中学校 女子)
英語をもっと勉強して異文化に触れ、外国の人とつながっていきたい思いについて
⑪The World and Me(第八中学校 女子)
英語力を磨いて世界の音楽に触れていきたいことについて
⑫Connect(第六中学校 男子)
自分たちにとって英語がどういうもので、世界とつながるということはどういうことかについて
発表は全員がなめらかな英語をしゃべるだけでなく、スライドの表示に合わせて顔の表情の変化や身振り手振りを交えた高度な物でした。
聞く前は単なる英語力を競うスピーチコンテストのようなものを想像していたのですが、完全に考えを述べるプレゼンテーションの領域に達していてビックリ。
自分だったら日本語でもあのような発表をする自信はありません(笑)
質疑応答もほぼ全員が英語の質問内容(「あなたは何のアニメを外国の方に見てもらいたいですか?」など)を理解したうえで英語でスラスラと回答していて驚きました。
プレゼンが終わると、審査員(寝屋川市の学校で教えているNative English Teacherなど)による講評が行われました。予想以上に司会からの質問が多くて白熱し、長時間に及びます。
審査員の講評の次は、結果発表および表彰が行われました。
1位は「Connect」(第六中学校の男子生徒)、2位は「Peace and Languages」(第三中学校の女子生徒)、3位は「The pictures and the world」(第四中学校の女子生徒)がそれぞれ入賞しました。
閉会の挨拶は日本語で行われました。スライドで日本や寝屋川市の先進的な英語教育について詳しく紹介されたようです。
寝屋川市の英語教育に対する熱意を感じましたね~。今回発表したのは各学校で1~2人ぐらいでしたが、とてもレベルが高かったです。
今回のコンテストをきっかけに英語に対する学習意欲が高まると良いですね。
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