寝屋川市は市内の店舗を利用した際にスマートフォンアプリのキャッシュレス決済で支払うと最大10%のポイントが付与されるキャンペーンを2020年10月〜2021年3月に実施します。
寝屋川市の発表によるとこのキャンペーンは、市内の消費喚起や新型コロナウイルスでダメージを受けた飲食店の支援非接触のキャッシュレス決済支援による「新しい生活様式」への対応促進を目的としています。
期間中に市内の店舗(量販店を除く飲食店や小売店など)でPayPay、d払い、auPAYで支払うとポイントが付与されるというものです。(1回当たりのポイント付与は最大1000円、1か月で最大5000円、6か月で最大3万円。月ごとにアプリ決済の種類を変更して実施)
ポイントを付与するにあたって、市は約5億8000万円の予算を計上。プレミアム商品券と似たような仕組みの地域活性化策と言えそうです。
4者(寝屋川市、PayPay株式会社、株式会社NTTドコモ、KDDI株式会社)が協力して事業を行うのに先立ち、9月4日(金)に寝屋川市役所で協定締結式が行われました。
寝屋川市(広瀬慶輔市長、市川克美副市長、まちづくり推進部長)の3人です。
連携する3社の代表は、リモートでの出席でした。寝屋川市の締結式としては、初の試みです。
〈各社の代表〉
・株式会社NTTドコモ執行役員関西支社長
・KDDI株式会社パーソナル事業本部 コンシューマ営業統括本部 コンシューマ関西支社長
・PayPay株式会社営業本部関西1ブロック長
最初に広瀬市長がパソコンの画面に向かって挨拶しました。
※ケータイで撮ったので画像が荒くてすみません。汗
それによると、寝屋川市が連携協定を結ぶ狙いは以下の通りです。
(目的1)コロナの感染拡大を抑えるのは自治体にとって大きな課題である。その中で非接触で買い物する新しい習慣を市民の方に身につけていただくお手伝いができたら。
(目的2)2つ目の目的は市民の生活を支えることである。これまでプレミアム商品券を提供してきたが、クーポン券の利用には偏りが生まれる可能性がある。(寝屋川市が呼び込みたい若い子育て世代にとって使いやすいものなのかどうか。)
より利用しやすいものにするには様々なものをハイブリッドに組み合わせる必要がある。そのような形で経済支援を行っていきたい。
(まとめ)皆さんの様々な知見をお借りしながらこの事業を進めていきたい。
民間企業の3社の代表からも、以下のような挨拶がありました。
要旨を紹介すると、以下の通りです。
(1)NTTドコモ
・キャッシュレス決済の普及率向上は日本経済にとって重要な課題
・d払い可能な店舗の拡大に努めている
・新生活様式の拡大と寝屋川市の経済の活性化に貢献したい
・既存の寝屋川市内の加盟店で積極的にPRしていきたい
・セミナーの開催などを通じて新たな加盟店を開拓し、寝屋川市内を便利にしていきたい
・ドコモショップなどでも情報を発信していきたい
(2)KDDI
・2019年4月にサービスを開始して以降、順調にauPAY会員が増加している
・寝屋川市でも多くの方に会員になっていただいている
・新型コロナの影響で非接触の支払いが加速すると思われる。我々も貢献したい
・皆さんに喜んでもらえるようなサービスを引き続き提供していきたい
(3)PayPay
・各地の自治体と連携を進めて地域経済の活性化を努めている
・寝屋川市からも依頼を受けて本件の実施に至った
・多くの皆さんにキャッシュレス決済のメリットを伝えていきたい
・より多くの店舗の皆様、市民の皆様に利用していただきたい
挨拶が終わると、締結が行われました。事前にサインしておいたものを並べて写真撮影するスタイルです。これも「withコロナ」ですね。
最後に質疑応答が行われて締結式は終了しました。
最大10%のポイントが付与されるキャッシュレス決済。既に3社のキャッシュレス決済を利用されている方はもちろんのこと、まだ利用していない方も必見ですね。
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