地域と鉄道が連携してまちづくりの推進や定住人口の拡大などを図るため、寝屋川市とJR西日本が「まちづくり連携協定」を結びました。
2019年春(おおさか東線北区間の開業時)にJR片町線(学研都市線)の東寝屋川駅を「寝屋川公園駅」に改称するのに加え、駅へのアクセス改善等の環境整備、にぎわいの創出、鉄道利用の促進、市の魅力の情報発信などでお互いが協力します。(連携内容は以下の通りです。)
(1)東寝屋川駅周辺のまちづくりや駅へのアクセス改善等の環境整備に関すること。
(2)寝屋川公園をはじめとする駅周辺の地域の活性化及びにぎわい創出に関すること。
(3)鉄道の利用促進及び地域の活性化につながる市の魅力や情報の発信に関すること。
(4)鉄道の利用に資する観光・文化・スポーツ事業の振興に関すること。
(5)鉄道の利用及び沿線並びに駅周辺の安全・安心の向上に関すること。
(6)上記の取り組みを円滑に進めるための契機として、「東寝屋川駅」の駅名を「寝屋川公園駅」に改称すること。
市役所で行われた協定締結式では、北川法夫市長や川井正大阪支社長(JR西日本近畿統括本部)らが挨拶。
北川市長は2019年4月の中核市移行、川井支社長はおおさか東線の開業や松井山手駅に北陸新幹線の駅ができることについても触れながら、「住んでみたい」と思われるようなまちづくりを協力して進める考えを述べていました。
※サイン中の様子
この協定を結ぶことになった背景には、東寝屋川駅前で大規模な開発計画(2017年12月に着工した都市計画道路東寝屋川駅前線の整備事業と打上高塚町区画整理事業)が進んでいることなどが挙げられます。
※出典:東寝屋川駅前線沿道地区 まちづくりだより
寝屋川市が駅名の改称を請願した形(改称にかかる費用は1.2億円)で、今後はJR西日本のまちづくりに関するノウハウを活かしながら、市のイメージアップや定住・流入人口の拡大につなげていきたいとのこと。
【地図】
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