寝屋川市出身の宇良力士(=宇良和輝、木瀬部屋)が地元・大阪で開催された春場所を終え、6勝1敗の好成績を残したことが分かりました。
これで次の夏場所(東京)から十両へ昇進することが確実になり、寝屋川市役所で表敬訪問が実施されました。
訪問では北川市長と対談を行い、十両としての抱負を語ったそうです。
LINK:宇良、新十両の目標「まずは勝ち越し」市長も激励(2016年3月28日配信、日刊スポーツ)
そんな宇良さんは4歳で相撲を始め、京都府立鳥羽高校から関西学院大学教育学部に進学。身長172cmと小柄ながらも、相手の懐に潜り込んで後方に反って倒す「居反り」を得意技としています。
今場所で居反りを発動することはありませんでしたが、2015年3月の初土俵から勝ち星を重ね、順調に番付を伸ばしています。
〈2015年〉
①2月:角界入り
②春場所:前相撲として2勝0敗
(四股名が宇良に)
③夏場所:7勝0敗(序の口優勝)
(序二段へ昇格)
④名古屋場所:7勝0敗(序二段優勝)
(三段目へ昇格)
⑤秋場所:5勝2敗
(幕下へ昇格)
⑥九州場所:7勝0敗(優勝決定戦で敗退)
〈2016年〉
⑦初場所:6勝1敗
⑧春場所:6勝1敗
(十両へと昇格へ)
一般的に幕下と十両には待遇面で大きな差があり、言ってみれば力士養成員から関取へと昇格したようなものらしいです。これを7場所でやってのけるのは異例の成長速度で、過去に3人しかいないみたいです。
十両には28人(東西14枚の力士)がいて、その次の番付はテレビにも映る幕内の前頭(東西16枚の力士)となります。(幕内の内訳は、前頭⇒小結⇒関脇⇒大関⇒横綱です。)
大関として活躍する寝屋川市出身の豪栄道関と並び、今後も活躍に期待が高まりますね!
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