角番(その場所で負け越すと番付が下がる状態)として大相撲・九州場所を迎えた寝屋川市出身の豪栄道関が、11月22日に勝ち越しを決め、大関残留を果たしました。
豪栄道関は21日までの成績が7勝7敗で、関脇陥落の大ピンチ。そんな状況で千秋楽(最終の15日目)を迎え、関脇・栃煌山関と対戦。
栃煌山関に立ち合いから押され、両腕を両脇に入れて攻められながら(=もろ差し)も、捨て身の「首投げ」で勝利したそうです。(首投げは失敗するとすっぽ抜けて押し倒されるリスクがある技として知られています。まさに起死回生ですね。)
北の湖理事長が亡くなったこともあり、気合いが入っていたのだとか。
そんな豪栄道関が大関に昇進してからの成績をまとめると、以下の通りです。
〈2014年〉
①秋場所:8勝7敗(千秋楽で勝ち越し)
②九州場所:5勝10敗
〈2015年〉
③初場所:8勝7敗(千秋楽で勝ち越し、角番脱出)
④春場所:8勝7敗
⑤夏場所:8勝6敗1休(13日目で勝ち越し)
⑥名古屋場所:9勝6敗
⑦秋場所:7勝8敗
⑧九州場所:8勝7敗(千秋楽で勝ち越し、角番脱出)
全体的に勝ち越しスレスレの8勝が多く、2ケタ勝利がないのが寂しいですが、勝負強さを見せて何とか踏みとどまっています。
来年は圧倒的な成績を残して良い年にしてもらいたいものですね。
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