新宝町交差点で横断歩道を交差点の中心にずらす「横断歩道のコンパクト化工事」が進められています。
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府道京都守口線と鳥飼仁和寺大橋へ向かう道路が交わる交差点です。何年か前に立体交差化工事が完了しました。(確か第二京阪道路の開通に関連した工事だったはず。地下には大雨の時に役立つ雨水貯留槽があるそうです。)
現場を北東に行けば、枚方方面へ(横断歩道がめっちゃ前になっています。)
横断歩道が交差点の中心にずれたのに伴い、停止線もかなり前になりました。中央分離帯を見ればその差がよく分かりますね。
横断歩道が左にずれたため、歩行者用信号がかなり遠いです(笑)今後信号機の移設も行われるのでしょうか。(それとも長いアームで歩行者用信号機を「にゅ~ん」と延ばすのかな??w)
下の写真では横断歩道が右から左に移りました。交差点のカーブも改修され、半径が小さく(カーブが急に)なりました。大半の場所で歩道の舗装工事が終わっていますが、一部ではまだ工事中です。
この横断歩道を交差点の中心に寄せる工事の費用は2220万円で、名称は「横断歩道のコンパクト化工事」となっています。
この工事の目的は、「歩行者の安全な通行を確保するため」です。横断歩道を交差点の中心に移すことにより、「ドライバーから歩行者に対する視認性が向上する」効果と「横断歩道を通過する車両のスピード抑制」効果が期待できます。要するに、「横断歩道が曲がってからあると歩行者が見づらいし、車が加速中で危険だよね」ということです。
全国的に交差点のコンパクト化が実施されており、寝屋川市内ではここと交差点の雰囲気が似ている石津元町交差点でも確認できました。交差点のカーブの半径を急にして、車両が曲がるスピードを抑制する工事も同時に行われることが多いようです。
これまでの車がスムーズに流れることを重視した交差点設計から、歩行者の安全性を重視した交差点設計に発想が転換されたと言えますね。
交差点のコンパクト化が実施されたことによって、左折待ちの渋滞が発生しやすくなる可能性もありますが、2000万円も工事費用をかけているのでデメリットよりもメリットの方が大きいと期待したいところです。