摂南大学寝屋川キャンパスの東グラウンドで「第3回摂南大学『かけっこ』チャレンジ」が7月9日(土)、開催されました。
摂南大学の陸上競技部員と地元の小学生が一緒に走るイベントで、足が速くなるためのワンポイントレッスンも受けられるのが特徴です。
3回目の今回は4月に着任した元オリンピック選手の竹澤健介ヘッドコーチも参加しました。
イベントでははじめに大学生や教職員の方が「今回のイベントを楽しみにしてくれていたかな?」「今日だけで足が速くなるというのは難しいかもしれませんが、きっかけをつかんでもらえたら嬉しいです」などと挨拶をしました。
こちらが竹澤ヘッドコーチです。竹澤ヘッドコーチ(Wikipedia)は、早稲田大学やエスビー食品などで競技した経験を持つ長距離種目の元陸上競技選手です。
早稲田大学時代には北京オリンピック(男子5000m、10000m)だけでなく、箱根駅伝(3年連続区間賞)や世界陸上大阪大会(男子10000m)にも出場しました。今年度から摂南大学スポーツ振興センターの専任講師、陸上競技部ヘッドコーチに着任し、学生の皆さんに自身の経験を伝えています。
竹澤ヘッドコーチの話が終わると、まずは大学生がハードル走を披露しました。走るのが速すぎて綺麗に撮れません(笑)
続いて180cm超の保護者の高さに走り高跳びのバーを設定したのですが、大学生ジャンパーは悠々と成功させました。間近で見ると、とても迫力がありました。これもこのイベントの醍醐味と言えそうです。
「それでは小学生の皆さんも実際に走ってみましょう!」ということで、ラジオ体操からスタートです。多くの小学生や大学生が人工芝のグラウンドでラジオ体操をする姿は、圧巻でした。
ラジオ体操が終わると、50m走の計測に入りました。
オールウェザー(全天候型)のトラックを備えた陸上競技場でタイムを測れる機会は、なかなかないのではないでしょうか。小学校のグラウンドより早く走れるかもしれません。
自分のタイムが分かったところで「どんなスポーツにもつながる!足が速くなる!ワンポイントレッスン」の始まりです。
レッスンは上級生コース(4〜6年生)と、
下級生コース(1〜3年生)に分かれて行われました。
早く走るのに大事なのは、走る時の姿勢です。姿勢を良くするためには、体の体幹を鍛える必要があるみたいです。
片足で立ち、体をグーッと沈めます。ぐらつかずに立つためには、バランス感覚も重要になってきます。
腰を沈め、足首を持つレッスンも行われます。
下級生コースも、ケンケンをするような動作が見られました。
腰を沈める動作の次は、2人1組で片足を合わせるトレーニングです。
まずは右足を合わせ、それが終わったら左足を合わせます。次第に前後、左右に動く動作が加わり、最終的には片足の状態で回りました。
個人的には左足同士を合わせて動くのが難しそうに見えました。かなり筋力が鍛えられそうです。
足腰を鍛えるレッスンが終わると、次は実際に走って鍛えるレッスンです。
トラックに等間隔に印を並べ、それに歩幅を合わせて走る練習が行われました。歩幅を広げると、早く走る効果が期待できるようです。等間隔に印を並べるのは、ミニハードル走の練習にも通ずるものがあるようです。
レッスンを行った後にもう一度50m走のタイムを測る予定だったのですが、遠くから雷が聞こえてきたので、今回は途中で終わりになりました。
参加者には1人ずつ50m走の記録証が渡されたので、今後の参考となるのではないでしょうか。
元オリンピック選手や大学生と小学生が交流する機会はなかなかないですし、お互いに良いイベントになった様子でした。
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