豊里町〜池田北町で川が立体交差する場所があります。
川が近づくと、合流して1本の流れになるのが自然な成り立ちだと思うのですが、この場所は珍しい人工的な構造となっているのです。
おそらく細い方の川(出口幹線水路)があったところに、後から太い方の川(寝屋川と淀川をつなぐ寝屋川導水路)ができたのだと思います。川の立体交差は一体どのような構造になっているのでしょうか。現地の様子を見に行ってみることにしました。
こちらが出口幹線水路の上流側の様子です。ここから水の流れは地上から見えなくなります。トンネルの入口にはゴミが入らないようにするためか、網が被せられています。
寝屋川導水路から見ても、護岸に出口幹線水路の水が入ってくるような穴はありません。
こちらが出口幹線水路の下流側です。
トンネルの出口から水路の水が流れ出てきています。トンネルの先が見えないので、詳しい水の通り道は分からずじまいでした。
もし水が自然に流れているのだとすれば、サイフォンの原理(Wikipedia)を活用しているのかもしれません。
いずれにしろ、川が立体交差する構造はなかなか珍しいのではないでしょうか。近隣では淀川左岸幹線水路と寝屋川導水路も立体交差しているみたいですよ。
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