寝屋川市と特定非営利法人寝屋川市地域防災応援団の2者が「寝屋川市における災害時の応援に関する協定」を2月8日(火)、締結しました。
寝屋川市では現在、物資供給、放送・通信、医療救護の分野などで民間事業者と災害時応援協定を締結していますが、災害発生時に人材、車両、重機の調達や傷病者の搬送、宿泊場所の提供など幅広い分野での一元的な災害応援を受けられるようにするため、NPO法人と協定を結んだものです。
〈協定の内容〉
(1) 災害応急対策等に必要な人材、車両、重機等の調達に関する業務
(2) 被害情報等の収集及び提供に関する業務
(3) 物資や資機材等の輸送に関する業務
(4) 要配慮者や傷病者等の搬送に関する業務
(5) 指定避難所等の公共施設及び設備の応急の復旧に関する業務
(6) 災害廃棄物の収集、運搬及び撤去に関する業務
(7) 被災者の宿泊場所の提供
(8) 被災者の車中泊に必要な場所の提供
(9) 家屋被害認定に関する業務
(10) 家屋等の災害応急対策に関する業務 など
NPO法人寝屋川市地域防災応援団は、寝屋川市で発生した災害に対応するために創設された団体で、市内外の民間事業者等約30者(2月4日時点)で構成されているのだとか。
2月8日(火)に寝屋川市役所で行われた協定の締結式では、NPO法人寝屋川市地域防災応援団から3人の理事(代表理事、理事兼事務局2人)が、寝屋川市からは広瀬慶輔市長と職員(危機管理部長、危機管理部防災課長)が出席しました。
協定の締結書は、代表の2人が2通にサインをしてお互いが持っておく形が取られました。
サインの後の挨拶では、広瀬市長は以下のように協定を結ぶ意義を述べました。
・何度も担当部局まで足を運んでいただき、実現できた。
・南海トラフ地震が発生する確率が高くなってきている
・寝屋川市は古い家屋が密集している街である
・災害時には行政の力だけでは足りないので、皆さんのお力をお借りしたい
・様々な技能をお持ちなので、災害時に役に立つと考えている
寝屋川市地域防災応援団の代表理事も「2年かかって協定の締結が実現できた。地域に恩返しをしたい」「被災した時には横のつながりが必要なので、役に立つと思う」などと応じました。
寝屋川市では1月24日にドローンスクール、1月28日にほっかほっか亭総本部と災害時応援協定を結ぶなど、災害時の備えを進めています。
今後も様々な分野で災害時の備えを進めていきたいとのこと。
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