寝屋川公園墓地(池の瀬町)に隣接する寝屋川斎場に改修計画が策定されています。
1986年に稼働を開始した寝屋川斎場は近年火葬炉などの老朽化が進むとともに、追加設備(収骨室や車寄せなど)の必要性などが課題となっているようです。
そこで2022〜2024年度に改修工事(2021年度は設計)を行うことになったのだとか。
寝屋川市が5月に発表した寝屋川斎場改修計画によると、寝屋川斎場の現在の課題や施設整備の内容は以下の通りです。
<寝屋川斎場の課題>
・会葬者へのプライバシー配慮不足(告別室や収骨室の未設置)
・施設・設備の老朽化に伴う安定稼働の確保への懸念
・不安定な火葬炉設備(系統単位で修繕する際は半分の3基を停止する必要がある)
・動物の収骨が不可能(利用者の要望が多い)
<主な施設整備の内容>
・収骨室の増設
・車寄せの設置
・待合ホール等のリフォーム
・火葬炉(人体炉6基・胞衣炉1基)の設置
・動物炉(1基)の設置
・排ガス処理設備の設置
・受変電設備の増設
・自家発電設備の設置
・既存火葬炉設備の解体・撤去
改修計画では老朽化した火葬炉・電気空調設備などの更新や待合ホールの改修などを行うとともに、収骨室や屋根付きの車寄せを新たに設置することにより、プライバシー性や利便性が向上するそうです。
施設整備の事業費(概算)は約10億8000万円で、改修工事の期間は約2年間(2022年10月〜2024年12月)。工事中も火葬炉4基が稼働可能となるような工程を組むことにより、火葬に大きな影響が出ないように配慮するとのこと。
【地図】寝屋川斎場
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