寝屋川市が楠根配水場の「マイクロ水力発電」を本格運用開始してる。上水道の水圧で発電した電気を売電

寝屋川市上下水道局が楠根配水場で2021年4月から「マイクロ水力発電」の本格運用を開始しています。

※楠根配水場(寝屋川市企画三課提供)

マイクロ水力発電は、水道水が配水池に流れ込む際の水圧(水流)を利用して水車を回す発電方法で、安定期な水量(約1000t/時)がある楠根配水場が設置場所として選ばれました。

寝屋川市の発表によると、マイクロ水力発電の特徴は以下の通りです。

<マイクロ水力発電の特徴>
・ 寝屋川市の費用負担はゼロ(設置に係る費用は全て設置業者が負担)
・ 設置業者と分配する売電収益と、設置設備に対する固定資産税及び設備設置場所に対する使用料が市の収入となる。
・大阪広域水道企業団東部水道事業者管内(大阪府内9市)で初めての取り組み

マイクロ水力発電は試験運用の期間(2020年12月〜2021年3月)中に112MWh(メガワット時)を発電して約26万円の売電収益が得られたことなどから、本格運用に移行。寝屋川市の発表によると、本格運用後の4月は43MWh、約10万円の売電収益があり、このまま推移すれば年間120万円の売電収益が見込めるそうです。

※マイクロ水力発電(寝屋川市企画三課提供)

水力発電といえば山間部の大規模な発電所を想像しがちですが、寝屋川市内でも発電できるとは驚きですね。

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