寝屋川市で新型コロナワクチンの接種が始まってる。寝屋川モデルに基づいて高齢者施設からスタート

寝屋川市で4月20日(火)から施設に入所する高齢者に対して新型コロナウイルスのワクチン接種が始まりました。

寝屋川市では、接種該当者の年齢や基礎疾患の有無などにより振り分けられた「国の指標」を元に、更に細分化して接種時期を分かりやすくする市独自の接種体制「寝屋川モデル」を設定しています。

※寝屋川市企画三課提供

寝屋川モデルは重症化リスク・クラスター率の高い高齢者施設に入所している人を最優先とし、以降も「施設の種別ごと」に接種順位を設定し、「保育士・教員」など子どもへの感染を広げる可能性のある人の優先順位を引き上げるというものです。(4月14日時点のゲージは1-6付近です。寝屋川モデルについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。)

まずは特別養護老人ホームからワクチン接種が始まり、その様子が4月21日(水)に公開されました。

ワクチンは大阪府から寝屋川市を通じて供給されたもので、1瓶あたり5回採取できます。

医務室でワクチンの準備が終わると、問診で問題がなかった入所者(29人)に筋肉注射が行われていきます。

注射は写真撮影が難しいほどの短時間で、入所者が大きく痛がる様子は見られませんでした。

接種後の15分間は経過観察の時間とされ、看護師や介護士による確認が行われました。

この施設のワクチン接種を担当したのは、普段からこの施設の入所者の健康を管理している寝屋川市内の医療機関です。

最初の3名を注射した医師(4人目から看護師が担当)は、報道陣に対して以下のようにコメントしています。

・ワクチンの接種を行うのは今回が初めて。
・手順は通常の筋肉注射と変わらない。
・寝屋川市は接種の体制がきっちりしている印象を受ける。

施設の理事長は「入所者だけでなく、職員に対しても安心材料となる」と期待を寄せていました。

新型コロナウイルス感染拡大の切り札として期待されているワクチン接種。寝屋川市は予想できないワクチンの供給量に柔軟に対応するとともに、接種時期を見える化することで市民の不安の解消を図りたいとのこと。

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