寝屋川市で市内の交通の利便性を図るための「乗合い事業」と「バス利用促進事業」が4月1日(木)から始まりました。
前身のねやがわ乗合いワゴン(2019年12月に実証運行開始)をリニューアルしたもので、寝屋川市と2社(大阪タクシー協会:乗合い事業、京阪バス:バス利用促進事業)が連携することにより、競合の緩和や利用できる車両の台数の増加などが期待できます。(2月の連携協定締結式の様子はこちら)
それぞれの事業の概要は、以下の通りです。
乗合い事業
■乗合い事業 事前登録や予約などは必要なく、その時その時の要求に応じて利用者の自宅から区域内のバス停およびスーパー、病院などにタクシーで運搬する。 ・対象地区 成田、仁和寺、河北地区 ・運行日時 月曜日〜金曜日の平日 9時〜17時 ・対象者 70歳以上のシルバー世代、妊婦、身体障害者など ・利用料金 地区内:無料 地区外:1人300円 ・ルート 自宅から地区内の施設など※地区外は市の指定する場所に限る(バス停留所、スーパー、病院など)
「乗合い事業」は、対象者(70歳以上の高齢者、妊婦、身体障害者など)がタクシー会社の専用ダイヤルに配車を依頼すると、地区内と一部の指定場所は無料、地区外の指定する病院等は300円でタクシーを利用できる事業です。
事前登録や予約なしで無料(地区内)で利用できるのは大阪府内初の取り組みとのこと。
バス利用促進事業
■バス利用促進事業 通常230円の路線バスを、現金100円で利用できる「バス利用券」(10枚綴り)を配布する。(1人最大3冊まで) ・対象地域 市内全域(市域内のバス停留所から乗車または降車する場合のみ) ・対象者 70歳以上のシルバー世代、妊婦、身体障がい者など ・利用方法 バス利用券+路線バスの運賃との差額分を現金で支払い(例:230円区間の場合、バス利用券と現金100円を運賃箱に投入) ・使用期間 1年間(2021年4月1日から2022年3月31日まで)
「バス利用促進事業」は対象者(70歳以上の高齢者、妊婦、身体障害者など)が通常 230円の路線バスを現金100円で利用できるバス利用券を配布するものです。
これらの事業は「第三の公共交通網」としての位置づけられているみたいですよ。
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