寝屋川市立図書館でICゲートや自動貸出機・自動返却機が3月29日(月)から稼働します。
昨年末から進められていたICタグの貼り付け作業や機械の設置・調整作業などが終わり、運用を開始するようです。
ICゲートは全館・全分室の入口に設置されています。利用者がICタグ付きの資料を不正に持ち出そうとすると、警報が鳴る仕組みです。自動貸出機は全館・全分室、自動返却機は中央図書館臨時図書室・東図書館・駅前図書館で利用できます。(詳しくは寝屋川市の公式ホームページをご覧ください。)
寝屋川市の「ICタグ導入に伴う自動貸出機等 購入仕様書」によると、自動貸出機の導入は対面での対応の軽減・待ち時間の解消など、利用者の利便性の向上や業務の効率化が図れると期待されているようです。
ICタグや自動貸出機を2014年に導入した八尾市では、以下のような効果があったとメーカーが発表しています。
・カウンター業務の効率化を実現し、管理業務(蔵書点検など)の負荷も大幅に低減
・自動貸出機で貸し出し手続きをすることによりプライバシーの保護が可能に
・ICタグと連携した退館ゲートにより不正持ち出しを抑制できるようになった
・自動貸出機や読書通帳の実施により子供でも貸し出し返却処理が容易にできるようになった
※富士通の導入事例より
コロナ禍で人との接触を減らすことが求められる中、自動貸出機のニーズは高くなっていることが考えられますね。
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