京阪電鉄が6月までに運用を終える5000系車両の引退記念イベントを開催すると発表しました。
イベントでは5000系の臨時団体列車(中之島駅発京都方面行き)が運行され、普段入ることができない車庫を経由する内容となっています。
イベントの概要は、以下の通りです。
1.第1弾 「5000系さようなら淀車庫撮影会」(中之島駅→淀駅)
・実施日:2021年4月11日(日)、4月24日(土)
※出典:5000 系車両引退記念イベントを開催します(京阪電車プレスリリースPDF)
・受付場所:中之島駅コンコース(改札外)
・行程:中之島駅→淀駅(トイレ休憩)→淀車庫(撮影会)→淀駅(解散)
・参加費:6000円(税込み)
・定員:毎回60名
2.第2弾「5000系ありがとう寝屋川車庫洗車体験会」(中之島駅→三条駅)
・実施日:2021年5月16日(日)、5月29日(土)
・受付場所:中之島駅コンコース(改札外)
・行程:中之島駅→寝屋川車庫(洗車体験)→淀駅(トイレ休憩)→三条駅(解散)
・参加費:4000円(税込み)
・定員:毎回140名
第1弾(4月)は淀車庫で撮影会、第2弾(5月)は寝屋川車庫で洗車体験が行われます。5000系に関しては2020年12月に50周年記念イベントが開催されましたが、今回は3扉での運行(座席の昇降実演はなし)で事前予約・参加費が必要なのが特徴です。洗車体験は毎年10月に開催されるファミリーレールフェア(寝屋川車庫の一般公開)に通じるものを感じますね。
5000系車両(Wikipedia)は1970年に登場した、時間帯によってドアの枚数(3扉or5扉)を切り替えられるのが特徴の車両です。
朝ラッシュ時には5扉の運用で混雑の緩和に貢献。3扉の運用時は天井に格納されていた座席を下ろすことにより、座席数を多くできます。
老朽化が進んでいることや京橋駅にホームドアが設置されることから、引退が決定。2021年1月のダイヤ改定で5扉車としての運用を終え、2月から廃車が進んでいるようです。今回のイベントは5000系の勇姿を見られる最後の機会となりそうです。
イベントの参加方法などを詳しく知りたい方は京阪電鉄の報道発表資料(pdfファイル)をご覧ください。
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