群馬県出身・寝屋川市在住の小説家・門井慶喜さん(46歳)が2017年9月に書いた「銀河鉄道の父」(講談社)が、第158回直木賞を受賞したことが分かりました。
1月16日(火)の選考会で決定し、約7割の得票を集めるなど他の作品を圧倒する支持を集めたようです。門井さんの作品が直木賞の候補として挙がるのは今回が3度目で、悲願の受賞となりました。
受賞作の「銀河鉄道の父」は、国民的作家の宮沢賢治(37歳没)とその家族の生涯を父・政次郎の視点から書いた長編小説です。
家業を継がずに作家になった宮沢賢治と父の親子関係が上手く表現されていて、歴史的事実のみに留まらない点が高く評価されたようです。
地元の寝屋川市では直木賞の受賞を記念して1月17日(水)13時から寝屋川市駅前図書館で受賞セレモニーが実施されました。
※資料写真(2013年撮影)
寝屋川市の発表によると、受賞セレモニーには門井さんの奥さんや北川法夫寝屋川市長、市消防団長らが参加し、万歳三唱やくす玉割りが行われた模様です。
2年前に寝屋川市出身のお笑い芸人・又吉直樹さんが芥川賞を受賞した際もセレモニーが行われましたが、それに続く快挙です。
図書館では「銀河鉄道の父」の特設コーナーが設置されているみたいですよ。
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